諜報部長、こんにちは!経理所属、諜報部員のMです。
少しは経理を身近に感じて頂けていますか??是非、お願いしますね!

今回は、「簿記」についてのお話です。

■簿記2級の重要性について

今日は経理のお仕事における簿記2級の重要性について報告したいと思います。

経理の求人を見ると、資格の欄に「簿記2級」と記載されている事が多くあります。
私が勤めている企業でも、経理担当者は簿記2級が必須条件です。
稀に、他部署から異動で来る人もいますが、必ず2級は取得してもらいます。
以前、私も経理に異動した時「とりあえず2級受かって」といわれました(笑)

でも、そんなに2級って・・・

とりあえず、3級からじゃダメなの??
3級と2級のなら、そりゃ2級の方が上級だから重要なのだろうけど・・・
いきなり2級じゃなくても。。。。とお考えになる人も多いと思います。
でも、2級が大事なのです!なぜでしょう?

経理のお仕事は会社の活動や事象を「認識」し、「測定」し、「記録」して、「報告」するお仕事です。
「認識」とは、活動や事象のうちどれが測定の対象となるのか判断する行為。
「測定」とは、認識された活動や事象に金額を割り当てる行為。
「記録」とは、認識された結果を会計帳簿に取り込む行為。
「報告」とは、記録された結果を会計報告書にどのように表示・伝達するのかという行為。

簿記は以上のうち、主に「記録」の方法を学ぶのですが、3級は簿記とは何ぞや?から始まるので実務範囲がとても狭いのです。
決算業務なんてほんのさわりくらいしか学べません。2級でやっと一般企業の基礎活動を処理できる程度なのです。

当たり前ですが、会社によって企業活動は異なります。状況が異なる中で「認識」・「測定」・「記録」・「報告」を行うのに、基礎活動の「記録」が適切に出来ないとなると、経理の上長たちも経理業務の何をお願いしたらよいのやら・・・となってしまうのです。
さらに、当の本人も、「記録」の方法を理解していないと、何を「記録」するのか分からない為、「認識」も「測定」も判断できず、作業が出来ないはずです。

以上のことから、2級は最低必要となる会社が多いのだと思います。
もちろん経験がないと厳しい部分もありますが、新しい事業を進めたり、新しい会社に入社したりするとき、適切な知識がないと誤った処理になってしまう可能が高いのです。
2級の重要性をご理解頂けたでしょうか(笑)

これで、今回の報告は以上です。また次回、宜しくお願い致します!
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