お疲れ様です!諜報部長!現役税理士として活動しながら、諜報部員も兼ねるDです。
諜報部長の身近な存在に税理士さんはいらっしゃいますか?
本来、お金・税金って誰にとっても身近なものだと思うのですが、
税理士や税務署というと、割と縁遠い人も多いのではないかと思います。
ですので、私の活動が、税理士という存在を
少しでも近くに感じられる一助になれば、と思っています。
■試算表の重要性
税理士が顧問業務をする際、毎月や三ヶ月に一回、もしくは半年に一回等、
頻度に違いこそあれ、クライアントとお会いする機会を設けるのが一般的ですが、
クライアントと打合せをする際に必ず欲しいのが、「月次試算表」です。
この月次試算表とは何かといいますと、クライアントの財務状況や経営成績を月単位で表す表になります。
毎月お会いするクライアントには、毎月の試算表を作成することで
タイムリーな業績を把握することできますし、
三ヶ月に一回なら三ヶ月分をまとめて、
半年に一回なら半年分の業績をまとめて把握することができます。
税理士がクライアントと打合せをする際に、なぜ試算表が必要かといいますと、
この試算表が無いと、クライアントが儲かっているのか、
損をしているのか、まったくわからないからです。
打合せの際に、今後の展望や今期の今までの状況を
経営者から口頭で説明して頂きますが、
試算表を作成してみると、そのお話どおりに数字が反映されていない場合がよくあります。
そのため、以下のような問題が起こらないように、
ある程度の売上規模の企業では、最低でも三ヶ月に一回は、
月次試算表を基に税理士とクライアントは打合せをする必要があると私は思っています。
- おおよその納税額がわからないため、資金繰りが心配だ
- 利益が出ていたのにも関わらず、節税の対策ができなかった
- 金融機関から融資を受けたいのに、現時点の財務状況が数字で出せない
自社事業の毎月の業績に興味のない経営者なんていないと思います。
まして、事業の存続を望まない経営者なんて絶対いないはずです。
月次試算表は経営についての健康診断書のようなものです。
必ず作成し、税理士という専門家にきちんと見てもらうことをお勧めします。
以上で今回の報告とさせて頂きますが、
次回も引き続き、試算表関連の話題で、「試算表を作成するには」
というテーマで報告させて頂きます。宜しくお願い致します。