こんにちは!諜報部長!本格的に寒い日が増えてきましたが、お体は大丈夫でしょうか?
税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。今週の報告をさせて頂きます!
さて、今回の報告テーマは、前回に引き続き、
税理士紹介サービス利用者のお問合せ内容の中から、
「税理士の変更を考える理由・背景」というポイントについてお話致します。
個人的な印象としては、税理士さんは長く付き合えば付き合うほど、メリットのある存在だと考えます。
自社と同様の業種の顧問経験がある税理士さんと関与した場合でも、
会社ごとに特徴があり、最初の1年目で税理士さんが会社の実情を全て把握することは出来ません。
1~2年付き合ってみて、税理士さんがその会社への理解を深めることで、
より有効なアドバイスをすることが出来るケースが殆どです。
そうなると、税理士さんの変更というのは、会社にとってリスクのある行為でもあるのですが、
それでも「何故変更を考えるのか」、という理由を少しでもご理解頂ければと思っています。
■税理士をなぜ変更するのか~税理士さんの引退による理由~
税理士業界の平均年齢は65歳以上とも言われており、
年代別の構成を調べると、70代(70~79歳)が最も数が多いとなるような、超高齢業界です。
これは、資格ビジネスであり、代表者自体に定年が存在しないことも理由にありますが、
税務署出身の人に関しては、税務署退職後(50代後半~60歳)から税理士登録する、
という理由もあり、基本的に今後も平均年齢は高止まりし続ける業界と考えられます。
税理士業界の年齢は、上記のような事情がありますが、
事業者側は年齢的には上記のような背景はありません。
最近ではシニア開業という言葉もあるように、
定年を迎えたサラリーマンが独立する場合もありますので、
年齢的に60代以上の代表者・新規開業者もいらっしゃいますが、
一般的に新規開業・独立をされる年齢は若い世代の人の方が多い印象です。
そんな背景がある状況で、新規開業後、
事業主様は一生懸命働き、事業を拡大して10年くらい経過したとき、
自分は40~50代で、税理士さんが70代くらいになっている現状だと、
事業主様も、色々なことを考えるようになります。
中には、今後の事業展開を考えた際に、「現在の税理士さんと契約を続けていて良いのだろうか?」
という内容をお考えになる方もいらっしゃいます。
その結果、税理士さんと色々お話をすると、
税理士さんもそろそろ規模を縮小していくことを考えていたり、
引退して実家に戻ることを考えていたり、というようなお話になることもあるようです。
中には、「私との契約は今期の決算までということにして、
新しい税理士さんを探したらどうでしょうか?」
ということを自らお話になる税理士さんもいらっしゃるようです。
こういった状況の事業主様としては、もう期限が迫っている状況ですから、
早めに新しい依頼先を探すため、自分で探すだけでなく、
別の選択肢として税理士紹介会社にお問合せをされるようです。
ただ、このような背景は税理士変更とはいえ、旧税理士さんと円満に契約が解消しますので、
旧税理士さんも、新しい税理士さんに対して協力的に行動し、
新しい税理士さんとしても、非常にスムーズに事業主様のサポートをすることが出来ます。
今回の報告は以上となります。
次回も、同様に「税理士変更を考える理由、背景」について報告したいと思いますので、
宜しくお願い致します。