こんにちは!諜報部長!税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。
今週の報告をさせて頂きます!

さて、今回の報告テーマは、前回に引き続き、
「税理士の変更を考える理由・背景」という点についてお話致します。
今回お話させて頂く内容は、「変更・切り換え」をお考えになる
事業主様の殆どに当てはまる理由です。

税理士変更 関係再構築不可能

■税理士をなぜ変更するのか~関係再構築が不可の場合~

何度も申し上げていますが、税理士さんは長く、継続的に付き合った方が、
事業主側にとってもメリットを多く享受できますし、
税理士さん側にとっても、より良いサービスが提供できる状態になっています。

そして、そのことは、殆どの事業主様もご理解はされています。

弊社にお問合せを頂く事業主様の中で、「税理士さんの変更をしたい」とお考えになる方は、
大抵のケースで、今の税理士さんと長く付き合っています。
そんな状況なのに、何故変更するのですか?と尋ねると、
「報酬が相場より高いのではないかと思って」とか、
「以前からミスが多いと思って」など、
今になって始まった理由では無いことをお話になります

ただ、よくよく聞いてみると、かなりの不満が出てきます。

「質問をしても回答してくれない。放置されている!」
「昔は月に一度は顔を見せてくれていたのに、今年はまだ1回もあってない!」
「命令口調で経理担当社員といつも喧嘩している!」
などなど・・・・

要は、最初に言ったお話は、
表面的で「(以前と比較して)報酬が高く感じてしまう」、
「(以前気にならなかった)ミスが目につく」ということを伝えているだけ、
という場合が多いです。

根本的に大きな不満を抱えていて、それをずっと抱え込んでいたが、
「もう限界!」というタイミングが来た、という印象です。

●最大の原因は日常にあり

最初にお伝えした通り、税理士さんと事業主様は、
1年より2年、2年より3年、そしてそれ以上と、長く付きあうほどメリットが相互にあります。
もちろん、長く付き合っていれば、税理士さん・事業主様も双方人間ですから、
互いにミスや連絡忘れ等もあると思います。
たとえ、税理士さん側が些細なミス(決定的なミスは問題ですが・・・)をしたとしても、
信頼関係が築けている場合だと、それほど大きな問題になることはありません。

ですが、頂戴したお問合せのように、長年継続していても、不満がある状況では別です。
常日頃から不満を事業主様が抱えている訳で、それを税理士さんに伝えていない状態です。
もしくは、伝えていても改善されない状態です。

そうなると、事業主様は普段の話や、
会社のお悩みなどをその税理士さんには話しませんから、
税理士さんも結果として、数字を処理するだけの存在になってしまいます。

事業主様としては、その税理士さんへの信頼度はどんどん稀薄になり、
何でこの人に依頼しているのか?という印象になってきます。
その後、些細なきっかけで、事業主様は「限界」に到達してしまう、
というケースだと考えられます。
ガスが部屋の中にどんどん充満していき、ちょっとした火花で爆発を起こしてしまうようなものです。

そして、その場合の事業主様のお気持ちとしては、
「今の先生と改めて話をして、関係性を再構築しよう」ということより、
「新しい先生と一から関係を築いていこう」ということを選択しており、
その結果の行動が、弊社へのお問合せと繋がっているようです。

これは、税理士さんと事業主様のお話ですが、
継続的に付き合う対象がいる人には全て当てはまるような事象だと思います。

「決別」の原因は、決定的な事象があるということではなく、
日常が重要なのだと、改めて強く認識することを迫られる内容です。

今回の報告は以上となります。
次回からはまた新たなテーマで報告したいと思いますので、宜しくお願い致します。