諜報部長、お世話になっております!
経理担当、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。
さて、今回は「監査法人とのやりとり」についてのお話です。
■監査法人とのやりとり
上場している会社で必ず必要なのが監査法人です。
上場会社は株式をいろんな人が売買できます。
その株主の為に四半期毎に会社の成績を発表します。
その発表する成績が適切に処理されているかを監査するのが監査法人です。
ざっくりとした説明ですが。。。
では、具体的にどんなやりとりをするのか?
正直、経理などで働いていないと分からないですよね。
・・・結構色々あるんですよ。
●最も多いやりとり
私達経理でやりとりが一番多くなるのが、会計監査。
さっきお話しした、「発表する成績=数値」が
適切であることを確認する監査です。
監査法人の人達は、会社の営業活動から、
あるべき理論値を様々な勘定科目に設定し、確認していきます。
私の勤める会社では、初歩的な分析を自分達で行います。
ざっくりとした分析でまず、作成した貸借対照表と損益計算書の分析を行います。
そこから、売上、売上原価や債権債務の回転期間分析を行います。
会社によって重要視される勘定科目は異なりますが、
売上に紐付く勘定科目も異常ではないか分析するんです。
例えば、売掛金の回転期間分析なら、
私の担当する会社は基本翌月末入金なので適切な回転期間は30日前後になるはず。
それが40日とかになると、なぜか?っと理由を探すんです。
もしかすると、売掛金ではないものが入っているのかもしれないし、
最悪売上ではないものが売上に含まれているのかもしれない。
でも、ただ取引先が期末に振り込みを忘れただけかもしれない。
回転期間が10日伸びた理由を見つけていくんです。
その結果、作成した試算表が異常値ではない、
となれば監査法人に分析資料や試算表をお渡ししてより深い分析をしてもらうんです。
●質問責め・・・
ここから、監査法人の質問が怒涛のように始まります。。。
監査法人の人達はもっともっと深い分析をします。
その中で先ほどのような異常値が出れば「なぜ?」という質問や、
「こんな資料下さい」という依頼が来るんです。
資料を渡せば、また質問。。。
こういったことが繰り返されます。。。
そして、監査法人が「この会社の数値に異常はありませんね」
となるまでこれが続きます。
・・・だいたい2週間くらいでしょうか。
あ、この2週間監査法人の人達は会社に来ます。
つきっきりです。
会議室に入りっぱなしですが、内線がバンバンかかってきます。
メールもバシバシ飛んできます。
もちろん通常業務もあるので、
他の従業員からも連絡がくるので、てんやわんやです。
監査中って経理はめーーーっちゃ忙しいんです!
監査中なのがわかったら、経理には優しくしてあげてください・・・。
では、今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!
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