お世話になってます!
諜報部長!諜報部員のDです。
今回も宜しくお願いします!!

2週間連続で
週末が台風でした。。。
本当に憂鬱です。
子供が小さいので、
本当は寒い時期になる前に
どこかに出かけたいのですが、
2週連続で、阻止されました。

さて、本題に入りますと、
今回のテーマは、
「上場」についての話です。




■上場するメリット・デメリット

税理士の顧問先は、
ほとんとがいわゆる中小零細企業ですので、
株式上場まで到達する企業は
そう多くはありません。
そもそも、そういう企業の方が
絶対数も少ないですからね。

よく若い経営者とお話しすると
「いつかは上場したい」
とおっしゃる方が多くいます。

大きな目標を持つのは良いことですし、
素晴らしいことです。
ただし、上場に関しては
メリットとデメリットがあることを
理解しなくてはなりません。

●株式を上場するメリット

企業が上場したがる一番の目的、
そしてメリットは資金調達です。

株式会社は、株を発行して
投資家を募り資金を集めます。
ただ、規模が小さいと、身内や知人など
少数から資金を集められても、
大きな資金を集めるのは難しいでしょう。

上場すれば、買いたいという投資家が
集まる場所に参加できるので、
手間をかけずに株式を買ってもらえます。

それ以外でも、上場のメリットとして
社会的信用の向上があります。
上場するためには、
時価総額が○○億円以上とか、
利益がどれだけあるか、
などさまざまな条件があり、
それらをクリアしなければ
上場まで到達できないため、
上場している企業というだけで
社会的信用や知名度が格段に上がります。
人材採用に関しても、
この社会的信用の向上が
大きく影響するのも事実です。

●株式上場のデメリット

ただし、上場にはメリットだけではなく
デメリットもあります。
それは、敵対的買収のリスクがある
ということです。
上場された株式は
常に市場で自由に売買できます。
そのため、株の買い占めなどにより
買収される恐れが出てきます。

また、それ以外にも、
株式会社は株主のものですので、
上場すれば、不特定多数の
株主の意見を聞く必要があり、
経営者が思い通りの経営を進めることが
出来なくなる場合もあります。

中小企業の約97%が同族会社と言われています。
上場すればいろいろな人が
株を買い同族会社ではなくなるでしょう。
それもあって、売上が何千億円あっても、
誰もが知るような企業でも、
上場しない会社もあります。

上場は経営者にとっては
目標みたいなものですが、
デメリットなども考えて検討しましょう。

さて、今回の報告は以上です。
次回も宜しくお願いします!