お世話になってます!
諜報部長!諜報部員のDです。
今回も宜しくお願いします!!
本格的に寒くなってきましたね。
どの仕事も年末が近づくに
連れて忙しくなってきていますので、
体調管理はしっかりしたいところです。
さて、本題に入りますと、
今回も引き続き、
「配偶者控除」について
報告していきます。
<前2回:下記リンク参照> ※税理士が語る「配偶者控除の改正について①」 ※税理士が語る「配偶者控除の改正について②」
■配偶者控除の改正について③
前回は、現行の配偶者控除と
配偶者特別控除の説明を行いました。
今回はその見直しされる、
新制度についての説明です。
●平成30年以降の配偶者控除
従来の配偶者控除の控除対象配偶者となる要件に、
納税者の年間の合計所得金額が1,000万円以下
という項目が追加されました。
また、控除額については、
納税者の合計所得金額及び
控除対象配偶者の年齢により、
下記のように決まります。
世帯主の合計所得 | ||||
---|---|---|---|---|
900万円以下 | 950万円以下 | 1,000万円以下 | 1,000万円超 | |
70歳未満 | 38万円 | 26万円 | 13万円 | 0 |
70歳以上 | 48万円 | 32万円 | 16万円 | 0 |
●平成30年以降の配偶者特別控除
配偶者特別控除の対象となる、
納税者と配偶者の年間の合計所得金額が
下記のように変更となり、控除額も変更されました。
納税者の合計所得金額 | |||||
---|---|---|---|---|---|
900万円以下 | 950万円以下 | 1,000万円以下 | 1,000万円超 | ||
配偶者の 合計所得金額 |
85万円以下 | 38万円 | 26万円 | 13万円 | 0 |
90万円以下 | 36万円 | 24万円 | 12万円 | 0 | |
95万円以下 | 31万円 | 21万円 | 11万円 | 0 | |
100万円以下 | 26万円 | 18万円 | 9万円 | 0 | |
105万円以下 | 21万円 | 14万円 | 7万円 | 0 | |
110万円以下 | 16万円 | 11万円 | 6万円 | 0 | |
115万円以下 | 11万円 | 8万円 | 4万円 | 0 | |
120万円以下 | 6万円 | 4万円 | 2万円 | 0 | |
123万円以下 | 3万円 | 2万円 | 1万円 | 0 | |
123万円超 | 0 | 0 | 0 | 0 |
上記を踏まえると、今回の改正で
メリットを受ける人は、
夫が高所得でない場合となります。
今までは、妻のパート収入を
年間103万円以下に抑えていた方は、
時間に余裕がある場合には
シフトを増やしてもいいかもしれません。
一方、夫の収入が高く、妻がパートや専業主婦の人は
マイナスの影響が出ることになります。
今まで配偶者控除に年収制限は
存在していなかったため、
高収入世帯でも利用することができましたが、
今回の収入制限の導入によって
配偶者控除が一切受けられないことになりました
(納税者の所得が1,000万円超の場合)。
さて、今回の報告は以上です。
次回は今回のまとめということで、
おさらいをしていきます。
次回も宜しくお願いします!
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