こんにちは!諜報部長!
税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。

もう中旬ですが、7月に入っています。
夏本番という感じですが、夏が始まると、
同様に動き始めるのが、
「税務調査」です。

ということで、今回は
「税務調査」関連のお話を進めていきます。

■そろそろ税務調査の季節ですよ!!

今年、関東では早めに梅雨が明けたので、
非常に暑い日が続いています。
そろそろ、夏休みのことも考えている
事業主の方もいらっしゃると思いますが、
夏は「税務調査」の始まりだということを
忘れてはいけません。

特に、個人事業主や小規模の法人で、
税理士と関与をしていないという方には
非常に重要な内容ですので、
人によっては、少し「寒く」なる話かも
しれませんが、重要な事ですので、
しっかりチェックしておいてください!

●税務調査にはシーズンがある

税務調査のハイシーズンは、
ある程度時期が決まっています。

一つ目は春の時期で、確定申告が終了した
「3月後半~5月」で、
6月に新規の調査がスタートするのは
あまり多くないと思います。

そして、もう一つの時期が
夏・秋の時期で「8月後半~11月」です。
本格的に税務署が稼働し始めるのが、
8月下旬、つまり盆明け以降ですので、
7月に関しては、まだ税務署側も
そこまで動いている時期ではありませんが、
もう既に税務署からの連絡が来た!
という所があってもおかしくない時期です。

●税務調査の連絡は突然!!

税務調査の連絡はいつだって突然です。
税務署側も予め教えているばかりでは
調査の意味がないですから、
基本的には突然、税務署から連絡があります。

ただし、税務署から連絡が突然あったとしても、
いきなり、今日・明日で調査したい、
ということはめったにありません。

通常は、税務調査の事前通知ということで、
税務調査の希望日程や、対象年度、
対象税目や必要資料等の告知があります。
その上で、自分たちの都合がつく日程で
調査日が設定されるということになります。

めったにありません、という記載をしたのは、
税務調査は「原則として」事前通知が
義務付けられているからで、
「例外として」飛び込みで調査というのも、
全く無い訳ではないものの、まず、普通はありません。
※勿論、税務署からの連絡を無視していたら、
突然やってくるかもしれませんよ!

少し話が逸れましたが、
税務署からの連絡を受けた後、
言われた資料等を当日までに準備し、
調査当日を迎える、ということになります。

●自分で応対するか、税理士に依頼するか

税理士と関与していない場合は、
税務署からの連絡は事業主に直接きます。

そして、税務署から事前通知、
つまり、税務調査を実施したい旨を
告げられたのであれば、
遅かれ早かれ税務調査が
行われることは確定します。

通常の税務調査は「任意調査」なので、
ある程度の融通は利きますが、
調査自体を拒否は出来ません。

この時、税務調査時に必要となる
資料の準備を進めておくのも大事ですが、
一つ考えるべきことがあります。

それは、

  • 自分だけで応対するか
  • 税理士に依頼するか

という判断です。

税務調査は調査当日が本番、
ということに間違いは無いのですが、
「事前通知~税務調査当日」より、
「税務調査終了以降」の方が
長く時間がかかります。

ざっくりとした税務調査の流れを
説明すると以下のようになります。

【税務調査の流れ】

  1. 税務署からの事前通知
  2. 税務調査当日
  3. 調査官からの見解連絡
  4. 3についての協議
  5. 双方の見解確定
  6. 修正申告書提出
  7. 納税

概ねこのような流れです。
ご覧頂いてお分かりの通り、
調査当日以降の方が、
税務署とのやりとりが多くなります。

また、上記の流れであれば、
修正申告書を提出して、
追加の納税が発生するという前提で
記載をしているのが納得いかない!
という方もいらっしゃるかもしれませんが、
税理士が関与していない状態で
税務調査をうけるような状況であれば、
金額の大小に差はあったとしても、
全く無傷で終わることはほぼありません。

こういった状況を踏まえて、
自分だけで応対するか、
税理士に依頼するか、
調査当日を迎える前に、
判断する必要があるのです。

●税務調査からでも税理士は依頼可能

事業主側からすると、
「税務調査に入られる!」
ということだけで、
「いくら税金取られるんだろう」
という不安がまずあると思います。

その上で、その後も諸々税務署と
やり取りが多くなるという実情を知ると、
「本業の稼働にも影響が出るのでは?」
ということも頭をよぎると思いますので、
ご自身だけで税務調査を応対するのは、
非常に不安な気持ちの方も多いと思います。

正直、ご不安な方は
税理士にまず相談した方が良いです。
通常の税理士事務所では、税務調査の応対は
継続的に関与している顧問先だけ、
という所も多いですが、
税理士の中には税務調査の対応を
非常に得意としていて、
税務調査段階からでも
応対してもらえる所もあります。

そういった所に相談すると、

  • 事前に税務署の狙い(調査ポイント)に見当がつく
  • 大よその追加納税額の目安がわかる
  • 調査当日~それ以降についてのイメージがつく

といった有益な話が可能で、
事業主側としてはかなり気持ちが楽になると思います。

勿論、話を聞いた上で、その税理士に
現段階から関与してもらって、
税務調査の立ち会いから
お願いすることも可能ですし、
非常に軽微な影響が想定される場合は、
自分だけで応対しても大丈夫
という事も説明頂けます。

そして、これは非常に重要なのですが、
税務調査の結果は、
税理士に依頼したことによって、
「良くなることはあっても
悪くはなることはない」です。

●まだ、税務署からの連絡が来ていない人へ

上記をご覧頂いて、
いざというときに、税理士は頼れるな!
と思った方もいらっしゃると思います。

ですが、あくまで上記は緊急対応です。

継続的に税理士に関与してもらって、
調査が発生したときのリスク管理を
考慮してもらう、
もしくは、考慮した内容で
申告書を応対してもらう
というのが通常です。

  • 創業以来税理士と関与していない
  • 自力で申告している
  • 売上が増えてきた
  • 申告内容に自信が持てない
  • ちょっと曖昧な経費がある
  • 申告に売上が漏れている可能性がある
  • 未申告期が存在する

こういった点に心当たりが複数ある方で、
まだ、税務署からの連絡が
来ていないという方は、
「まだ税務調査に入られていないだけ」
という状態ですので、
いつ、調査の連絡があるかわかりません。

そして、当然ですが、
自分で自発的に修正して納税するより、
税務調査で不備・不正が発覚して、
納税した方がペナルティは大きくなります。

今からでも遅くありませんので、
早めに税理士に依頼して、
少しでも憂いを無くしましょう。

自力で税務調査の応対が難しいという方で、
税理士をご希望の方は、
是非こちらに相談ください。
税理士紹介ネットワーク~タックスコンシェルジュ~
https://www.tax-concierge.net/

さて、今回の報告は以上です。
税務調査が来たときに不安がある方は、
調査シーズンが本格化する前に、
手を打っておきましょう!!

また、次回宜しくお願い致します。