お世話になってます!
さすらいの情報収集家Kです。
さて、今回のテーマは
「仮想通貨所得の申告」についてです。
しっかりチェックしておきましょう!
■仮想通貨の申告が楽になる? 国税庁が計算書を公表
今年もあと1ヶ月と少し。
確定申告の準備を
少しずつ始めている方もいるかもしれません。
前年の確定申告の際、
特に仮想通貨を持っている方は、
手続きや計算が複雑で苦労した人も
多かったのではないでしょうか?
そんな方に朗報です。
国税庁が手続きを簡単にするように
環境を整備したようです。
どのように変わったのでしょうか?
まとめてみます。
●仮想通貨の申告は手間が多かったけど
今年も何かと話題の絶えなかった仮想通貨。
今年は年初から見ると
大幅に下落した格好になっていますので、
利益確定や損切りで売却した人も多いのではないでしょうか。
そうなると気になるのは税金。
購入した時の価格と
売却した時の価格の差額を
積み上げた結果に課税されることになります。
参考)ビットコインの利益にも税金がかかる!? 仮想通貨の利益と税金 https://www.y-chohobu.com/archives/2861
昨年の確定申告時には、
年内に何回も売買取引を繰り返した方が
悲鳴をあげていたのも記憶に新しいところです。
ですが、今年は大幅に手間が減ることになりそうです。
●今年は仮想通貨交換業者から報告書が来る
国税庁がリードして、
仮想通貨交換業者へ協力を要請し、
「年間取引報告書」を
顧客へ提供することになりました。
「年間取引報告書」は、
証券会社などでは顧客への提供が
義務付けられているのですが、
仮想通貨ではまだ未整備でした。
それが、今年分からしっかりと環境整備が進み、
どの交換業者からも統一された記載内容で、
年間取引報告書が送付されることになったのです。
さらに、国税庁が
「仮想通貨の所得を自動計算するエクセルファイル」
を公開しました。
この「エクセルファイル」に、
取引所から送付されてきた「年間取引報告書」の
記載内容を転記すれば、自動的に所得が計算され、
それを印刷して、そのまま確定申告書に添付して
提出できるようです。
参考)仮想通貨の計算書(xlsx/802KB)―国税庁 ※下記URLはExcelダウンロードが開始されます https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2018/faq/xlsx/01.xlsx
●仮想通貨の相続も手続きが統一
さらに、仮想通貨を保有したまま
亡くなった方の遺産を
親族が相続するような場合、
これまでは統一的な手続き等が
整備されていなかったため、
いろいろと問題がありました。
それも仮想通貨交換業者での手続きが統一され、
相続人等が「残高証明書」の交付を
仮想通貨交換業者に依頼できるようになりました。
●至れり尽くせりだけど、その理由は・・・
国税庁がここまで迅速に
環境整備したのには理由があります。
ご想像通り、「しっかりと徴税するため」です。
これまでは仮想通貨の確定申告が
しっかりできるような環境整備が十分でなかったので、
「うっかり忘れていた」とか
「勘違いしていた」というような
言い逃れできる状況にありました。
また、税務署への仮想通貨関連の問い合わせが
爆発的に増えていたことも
大きかったのかもしれません。
今回、これまで仮想通貨関連で
多かった質問をFAQとしてまとめて公開しています。
参考)仮想通貨に関する税務上の取扱いについて(FAQ)―国税庁 https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2018/faq/pdf/04.pdf
気になる方は一度確認してみると良いかもしれません。
いずれにしても、ここまで環境整備を
進めてきた意気込みは本気でしょう。
税務署はしっかり徴収する気マンマンですから、
間違っても「申告しない・・・」
なんてことのないように気をつけてください。
それでは、今回は以上です。
また、次回宜しくお願い致します。