お世話になっております!
現役経理在籍中、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「経理の人員育成」
についてのお話です。

人材育成環境の重要性~激務の中で指導・教育可能なのか?~

■人材育成環境の重要性~激務の中で指導・教育可能なのか?~

最近、人を育てる大切さ・重要性を
実感しています。

私が経理に移動した時、
「経理の部署では未経験採用が無い」
と聞いていました。

ただ、今の会社は
一時、未経験採用をしていたんです。
理由は、経験者採用が難航しているから
未経験をとろう!という上司の判断です。

ですが、私は今も
この判断が誤っていた
と思っています。

勿論、未経験者の採用を否定するわけではないですが、
少なくとも、現状の私たち、
現状の経理の状況においては、
行うべきでは無かったということです。

●未経験者採用が誤りだと考える理由

なぜって、今、私達は会社の中でも
ブラック組織と言われるほど勤務時間がやばいんです。

1年間通して毎月数日徹夜する人や
子供がいるから早く帰るけど、家で仕事している人。
さらに、このチームのトップである上司は
人を育てることができない人。
※5年以上一緒に働いていますが断言できます(笑)。

そんな環境で未経験に時間を割いて、
簿記から教えて育てる余裕なんて存在しないんです。
要は、採用しても指導・教育する環境が無いんです。

その結果、現在は7名のチームですが、
事業会社とともに会計処理を
考えることができる人が2名。

「どのデータを使ってこうして下さい」
と指示すれば一定の作業ができ、
その作業を理解するために
会社の変動にも自分で対応できる人が3名。

近くで作業を全てチェックしないと
おかしな試算表になるうえ、
会社の変動に対応できない人が2名。

こんな感じの構成の中、
連結子会社が13社あって各社事業展開が早い中、
事業会社の相談に受けながら、
それを会計に落とし込み、
必要な情報を集めて
仕訳にするフローを確立する。

それをしながら人に指示をして、
チェックして育てなければいけない。

まぁ、無理です。
体1個しかないからー!
と相方と叫び続けてます(笑)

でも、採用をしていると
上場基準の会計の理解・経験があって、
現場と作り上げることがすぐにできる人
ってなかなか難しい。。。

だからこそ育てる環境を整えないと
会社はやっていけない。
人を育てることができる環境、
仕組みと言った方がいいかもしれないですね。

ただ、それは今の会社にはなく、
できない人は放置して、できる人に仕事が集中し、
辞めたらまたできる人を採用したらいいじゃん。
というのが役員の考えなんだろうな、と思うんです。
こういうのは役員と近い場所で働くからこそ、
伝わるものかもしれませんね。

こういう時期が存在してしまうのも
会社の成長過程なのかもしれませんが、
激務真っ只中の人間としては、
人を育てる大事さ、重要性を身に染みて感じています。

今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!

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