こんにちは!
税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。

さて、今回のテーマは
「確定申告」についてです。

2月に入り、そろそろ確定申告の時期と
なっています。
ただ、今年は注意すべきことや変更点も多く、
例年よりも注意が必要なので、
主だった所をまとめていきたいと思います。

確定申告特集

■2021年 確定申告特集!

まず、今年の確定申告・納付期限が
コロナウイルス感染症の感染拡大防止の為
2年連続で延長されています。

期間は、
2021年2月16日(月)~4月15日(木)
までとなっています。

対象期間を長くすることによって、
確定申告会場の混雑緩和が目的ですので、
あまりギリギリな申告とならないよう、
また、申告会場に行かずとも応対が出来る
「郵送提出」や「e-tax(電子申告)」もご検討ください。

●各種給付金・助成金等を受け取ったら申告!

2020年は新型コロナウイルスの影響を考慮し、
国や自治体から事業者に対して、
以下のような給付金等が多数存在しました。

  • 持続化給付金
  • 家賃支援給付金
  • 雇用調整助成金
  • 都道府県や市区町村からの協力金

これらの給付金・助成金関連は全て課税対象となりますので、
これらを受け取った人は、確定申告に記載必須です!
未記載・未申告は絶対にバレます。
課税されないのは全員一律で給付された
10万円の「特別定額給付金」だけです。

なぜ、国から貰ったお金が課税になるんだ!
ということに疑問がある方は
是非、前回の投稿をごらんください。

※参考記事:お金諜報部
 給付金・協力金を受け取ったら申告必須!

●今年は控除額に変動あり!

今年の確定申告から変わった大きな内容といえば、
「基礎控除」と「青色申告特別控除」です。

【基礎控除】

国民一律で存在していた基礎控除ですが、
今年から大きく変化しました。
まず、昨年までは全員一律で「38万円」でしたが、
今年からは、「48万円」に増額されています。

しかし、基礎控除の適用は全員一律ではなくなり、
所得額に応じて、以下のように変化しました。

年間の所得金額 控除額
2,400万円以下 48万円
2,450万円以下 32万円
2,500万円以下 16万円
2,500万円以上 0円

会社にお勤めで昨年に年末調整を行った方も多いと思いますが、
年末調整が面倒になったのは、上記の改正が理由です。
基礎控除の適用自体も計算しなければならなくなったためです。

【青色申告特別控除】

こちらは青色申告を行う事業者向けの控除で、
「10万円」、もしくは複式簿記での記帳と
申告時に貸借対照表と損益計算書の添付によって
「65万円」の特別控除が適用となっていましたが、
大半の人には基礎控除額がアップされたため、
今回の申告からは「10万円」もしくは「55万円」
の特別控除となっています。

ですが、「e-taxによる電子申告」、
もしくは「電子帳簿保存」を行えば、
「55万円」の特別控除が「65万円」になります。

つまり、個人事業主の方においては、
昨年までの申告よりも「10万円」
控除が増額されることになります。

電子帳簿保存に関しては、
事前に税務署の届出が必要なので、
今からでも10万円の上乗せ控除を得るなら
「e-taxによる電子申告」です。

●マイナンバーカード無しの電子申告方法もある!

「e-tax」やりたいけど、マイナンバーカードが無いよ・・・

マイナンバーカードの発行に時間かかるから申告期限に間に合わない・・・

確かに、現状はマイナンバーカードの発行に
時間がかかります。
マイナンバーカードは、申請を出して出来上がるまで約1か月。
作成完了の通知が来ても受け取るためには
事前予約が現在は必要なので、
その空きが出るまで1か月以上というケースも。
その為、作成の為の申請を出してから
実際に受け取るまで2か月以上かかる場合もあります。

しかし、これでは、折角延長された
確定申告期限にすら間に合いません。

ですが、こういう場合も諦めてはいけません!

電子申告にはマイナンバーカード方式だけではなく、
「ID・パスワード方式」というものも存在します。

税務署で発行してもらうIDとパスワードがあれば、
マイナンバーカードやICカードリーダ等無しで
電子申告が可能になる制度です。

しかも、このIDとパスワードは
申告する本人が身分証を持って税務署に行けば、
ご自身の管轄税務署でなくても即日発行されます。

コロナ禍前ですが、実際にID・パスワードを取得した
体験記事もありますので、ご参考までにご確認ください。

※参考記事:お金諜報部
 e-tax用のID・パスワードを取得してみた!

こういった方式もありますので、
今まで電子申告をされたことが無い方も
「10万円」の上乗せ控除が狙えることを
是非ご検討ください!

2021年 確定申告特集!

勿論ですが、税理士に依頼した場合、
相当な古い設備の税理士事務所でなければ、
まず電子申告になりますので、
「10万円」の上乗せ控除は獲得できるはずです。

税理士への依頼をご検討される方は、
無料で紹介可能な下記サイトに是非ご相談ください。

税理士紹介ネットワーク~タックスコンシェルジュ~
https://www.tax-concierge.net/

さて、今回は以上です。
また次回宜しくお願い致します。