こんにちは!諜報部長!税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。
そろそろ!花粉症の症状も落ち着いてくる頃です!

さて、前回前々回と「税理士と仲が良い職種」
という内容でお話させて頂いておりますが、
今回も引き続き、そのテーマで報告させて頂きます。

多くの業種と広いお付き合いがある税理士さんですが、
このテーマでは、「業務上」という括りの中で、
税理士さんと仲の良い職種について、話を進めていきます。

税理士と仲の良い職種

■3つ目:保険外交員(生命保険・損害保険)

前2回は税理士さん以外の士業(別資格者)についてお話しましたが、
今回は別職種。
保険外交員、いわゆる、保険の営業さんです。

事業をやられている方であれば尚更ですが、
普通に会社員として働いている方でも、
保険の営業さんと、やり取りをされたことがあると思います。

最近ではテレビコマーシャルでの営業と、
インターネットを利用しての申込が主体の
「ネット保険」なども増えてきていますが、
やはり、対面式で保険の営業さんとやり取りする方が
圧倒的に多いのではないでしょうか?

この保険の営業さん、きちっとしたいい方をすると、
保険外交員さんとしますが、税理士さんと非常に親密な関係を築いています。
それは、何故でしょう??

●税理士と保険外交員の関係

理由はシンプルです。
相互にメリットがあるからです。

税理士さんは事業者さんとお付き合いをしています。
それも、「1年だけ付き合いをする」ということは稀で、
通常は何年も、中にはどちらかが廃業するまでお付き合いを継続する場合もあります。

そうなると、税理士さんは、毎年その会社や個人事業者の
成績表である決算を見ることになります。
決算では、売上だけでなく、原価、人件費等諸々の数字がまとまっています。
当然、その中には、保険料に該当する支払いも含まれています。

その数字を見ている税理士さんからすると、事業主側が保険に加入しているか・いないか、
加入しているのであれば、いくらの保険料なのかは、手に取るようにわかります。
もちろん、その会社・事業者が儲かっているのか、そうでないかも、税理士さんは理解されています。

そして、その情報・状況は、保険外交員の方にとっては、
商品提案をするにあたって、大変重要な情報です。
その環境さえ整えば、お客様となる会社・事業者の人にとって、
最適な商品設計・提案が出来る可能性が大きいからです。
だからこそ、税理士さんから「知り合いの保険屋さんを紹介しようか?」という話が出るわけです。

・・・でも、この話だけでは、保険外交員さんのメリットだけで、
税理士さんのメリットは良くわからないですよね?

なぜ、税理士さんは保険外交員さんへ紹介するのでしょう?
「税理士さんが紹介手数料を貰えるから!」
・・・残念ながら、そういう人もいます。
※そういう税理士さんは、保険の提案ばかりしますので、注意しましょう。
普通の税理士さんは、必要以上に保険の提案はしません。本業じゃないですからね。

税理士さんが保険を勧めるのは、本来違う目的です。

●税理士にとってのメリットとは?

税理士さんにとってのメリットは、
「節税や資金作り」と「経費削減」です。
要は、関与先である法人・事業者の方にとっての
有益な提案が本来の意味です。

税理士さんは業務上、苦手な提案・話があります。
それは、「売上」を上げることです。
理由は単純で、関与先の社長より、その事業に詳しくないからです。

ただ、その分、どの社長たちよりも秀でているのが、
「節税」の提案です。同じく、「経費削減」の提案も普通の社長より得意です。
その観点から、保険商品との絡みを説明していきます。

・節税と生命保険

「節税」に関しては、プロフェッショナルな知識で応対するのはもちろんですが、
何か他の商品を利用することによって、より効果が出る場合があります。
その親和性が高い商品が、生命保険です。
当然、払い戻しをするタイミングは注意が必要だったりしますが、
商品によっては、払い込んだ保険料を、会社の資金が窮したときに、
一部を利用することも出来たりします。
会社の業績が悪いうちは、大して必要ないかもしれませんが、
利益が大きく出てきた会社にとっては、税金の負担は非常に大きいものです。
それに対して、どのように対策するか?という点において、
生命保険は非常に有効な手段となりえるものです。

・経費削減と損害保険

「経費削減」は、税理士さんの得意ジャンルです。
当然、経費削減コンサルタントのような職種もありますので、
プロフェッショナルとは言いませんが、多くの同業他社等の決算書を見ている関係で、
関与先ごとに、「この費用は同規模の会社よりコストが大きいな」
とすぐにわかったりします。

また、売上の提案と異なり、経費削減の話はすぐに効果が出ますし、
効果があったかなかったか、誰から見ても一目瞭然です。
その分、税理士さんとしては、関与先に明らかにメリットがあるなら、
提案しやすい内容なのです。

その中でも、損害保険は、税理士さんも切り出しやすい内容です。
店舗型ビジネスをしている事業者や、社用車を多数保有しているような企業の場合、
本当にほぼ同内容で、保険料が大幅ダウンという事例もあったりします。
保険を見直すだけで、その効果が得られるなら、
関与先のために、提案しない理由が無い訳です。

これが、税理士さんの本当のメリットです。つまり、関与先の為なのです。

●ちなみに

税理士さんが保険の代理店を兼ねている事務所もあったりします。
当然、そういった事務所でも、税理士としての事業が本業なので、
関与先の為に、同じ窓口で解決した方がいいだろう
という所から出ている、という程度で、保険の開拓を熱心に行う!
という事務所は殆どありません。

ただ、「餅は餅屋」という考えもありますので、
一つの窓口の方が安心するのか、各専門家に頼んだ方がいいのか、
それはお客様次第だと思います。

同じように見える税理士事務所さんも、
意外と違う部分がありますので、しっかり見極めが必要です。
お困りなら、下記へご相談ください。
※税理士紹介ネットワーク⇒http://www.tax-concierge.net/
無料で税理士さんを紹介するサービスです。

それでは、今回の報告は以上です。
次回は、「税理士と仲が良い職種」の4つ目について、報告致します。
また、次回宜しくお願い致します。