諜報部長、お世話になっております!
経理担当、諜報部員のMです。

引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は先週に引き続き、
「業務フローと会計への反映」ついてのお話です。

業務フローと会計への反映②

経理は日々起こる会社の事象を会計基準に則って数字化するのが仕事です。
その為には、日々会社で起こっていることを把握することが必要になります。

前回は、ネットでの小売を行う事業部のお話で、
イレギュラーが発生した内容を経理側で捕捉できていなかったお話をしました。

具体的には、経理側では、
商品の「キャンセルは(業務フロー上)無い」
と把握していたため、
実際にキャンセルが発生した際、
債権が消滅しているのにも関わらず、
経理は債権を認識し続けていた・・・・という話でした。

●問題の発生理由とは?

これが発生した理由はざっくり2つあるかと。

1つ目は経理での網羅性の欠如
ネットでの小売で、支払方法が代引きの場合、
キャンセルを受け付けていない、
ということであっても、
顧客が受取しなかった場合は必ず戻ってきてしまい、
結果として債権の回収ができないわけです。
これは最初に業務フローを考えた時に考えが足りなかった、
想像が及ばなかったわけですね。

2つ目は現場とのコミュニケーションの不足
現場側では「何(どんな情報)」を経理に伝えればよいのか、
ということはわかりません。
そのため、現場から経理に対して、
必要な情報や想定外のイレギュラーが発生した際に
自発的に報告が来ることはありません。

「この場合は?」と経理が業務フローを確認し、
一つ一つ現場から回答を貰って、
経理が会計に取り込むべき事象が起きないかをつめていく。
仲良くなれば愚痴ベースでも
「こんな事が起こる可能性もあるんだ!」
という情報をゲットする事もできる。
これが足りていなかったのだと思います。

経理って机に向かって請求書や伝票に
埋もれて生活しているだけだと思われる人も多いと思います。
が!実際は現場に行き、起きている事象を把握、
情報の取得が漏れない帳簿を記入することが
一番の仕事だと経理の私は思っています。
暗い人ばかりじゃないんですよ(笑)

さて、今回は、これで報告終了致します。
また次週、宜しくお願い致します。
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