諜報部長!お世話になってます!
さすらいの情報収集家Kです!

来週には10月も終わるという・・・。
1年、早いものですね。

さて、今回は「個人型確定拠出年金」について調べていますので、
報告内容をご覧ください。

■iDeCoって知ってる?ーお得すぎる「個人型確定拠出年金」とは

今回は、iDeCo(イデコ)についてまとめてみます。
あまり聞きなれない言葉ですが、
個人型確定拠出年金と言えばわかる方もいるでしょうか。
何かと不安の多い年金制度ですが、
このiDeCoはかなりお得な制度ですので活用すれば
「老後の不安も解消できるかも?」という事ではじめます。

●iDeCo(イデコ)って何?

iDeCoとは、「個人型確定拠出年金」の愛称で、
公募により2016年9月に決定されました。

愛称が決まったばかりなので
聞きなじみのない方も多いと思います。

英語表記のindividual-type Defined Contribution pension plan
を短縮して考案されました。

そもそも「個人型確定拠出年金」とは、
2001年から始まった制度で老後に備えて資金を運用する私的年金制度です。
毎月決まった金額を拠出し、その資金を自分で運用することで
老後に年金として受け取ろうというわけです。

年金と言えば、国民年金や厚生年金を思い出しますが、
それらとの大きな違いは「受け取れる金額が未確定」だということです。

国民年金や厚生年金は、「確定給付年金」と言われ、
「加入期間や収入等によって給付金額が事前に決定」されますが、
この「確定拠出年金」は「拠出金は決まっているけど給付金は運用の結果次第」になります。

となると、「結局、自分で資金運用するんだったら、
iDeCoじゃなくてもいいんじゃないの?」
と思った方もいるのではないでしょうか。

●実は税金がかなり優遇されちゃいます

実際に自分で積立定期預金したり、投資信託で運用したり等
されている方も多いと思いますが、であるならばiDeCoを活用するべきでしょう。
税金がかな~り優遇されるのです。

【税金のメリット】

  1. 積立金が「全額所得控除」される!
    年収300万円の人が毎月1万円×12ヵ月=年間12万円を積立てた場合、
    所得税と住民税を合わせて約2.4万円の節税となります。
    これだけ節税できる時点で定期預金の利回りなんか霞んでしまいます。
  2. 運用益が「全額非課税」!
    定期預金であれ投資信託であれ、金利や運用益は所得税・住民税が課税されますが、
    iDeCoの運用益は全額非課税です。
  3. 受け取るときも控除される!
    受け取るときに、年金として受け取る場合と、
    一時金としてまとめて受け取る場合と選べるのですが、
    それぞれ「公的年金等控除」「退職所得控除」が受けられます。

もう全部これでいいんじゃないか
と思うほど税制優遇されちゃうのです。
仮に運用利回りが0%だとしても、
節税効果で定期預金などより遥かにお得なのです。

●誰でも入れるの?掛金はどれくらい?

これなら「給料全額イデコにツッコむんじゃーい」
と思われた方はさすがにいないと思いますが、
できるだけ多く利用したいと思うのが心情です。

ですが、この制度を利用できる人、できない人が決まっています
また、月々積立できる金額にも上限があるのです。

利用できる人は、「自営業等の第1号被保険者」と
「サラリーマン等で勤務先で企業年金等に加入していない人」です。

「サラリーマン等で勤務先で企業年金等に加入している人」、
「公務員」、「専業主婦などの第3号被保険者」
は利用できません。

また、それぞれ月額の拠出金に上限があります。

対象者 第1号被保険者 第2号被保険者 第3号被保険者
自営業者等 企業の従業員等 公務員等 第2号被保険者の
被扶養配偶者
企業年金
未加入
企業年金
加入
iDeCo加入資格
加入 可

加入 可
×
加入不可
×
加入不可
×
加入不可
拠出金上限 月額68,000 月額23,000

※スマートフォンの方は画面を横にして表をご覧ください

大変お得な制度ですが、一部のサラリーマンや公務員、
専業主婦の方は利用できません。。。

いまのところは・・・

●2017年1月から誰でも加入できるようになる!

ただ、現在は利用できない人もいる制度ですが、
2017年1月から誰でも利用できるようになります。

人によって拠出金の上限は異なりますが、
これまであきらめていた人も改めて検討すると良いでしょう。

余談ですが、このように加入条件が拡大した背景には、
利用者の伸び悩みがあると思います。

確定拠出年金制度は、2001年に導入されましたが
個人型の加入者は2016年4月末段階で約26万人しかいません。
開始後、約14年半で26万人ですからかなり少ないと言わざるを得ない状況でしょう。
※NISAが制度開始2年で約1000万口座ですから比較になりませんね。。。

実は、導入当初から「自分で資金を運用する」
という考え方になじまない人が多いのではと懸念されていたのですが、
ある意味で当初の懸念通りになってしまったということですね。。

このような背景があるためか、よりメリットがある制度に
変わってきたということなのかもしれません。

●やはりデメリットもなくはない

メリットばかりのiDeCoですが、少なからずデメリットもあります。

最大のデメリットは、60歳までは解約できないことです。
余裕をもって積立てられるお金での行う必要があります。
積立金は年1回変更することができますので、
苦しくなったときは減額する、積立を一時停止する等してやりくりするしかありません。

また、iDeCoの加入には証券会社などで専用口座を開設する必要があるのですが、
その開設・維持などに手数料がかかります。

節税効果から考えれば微々たるものではありますが、
できるだけ低い会社を選ぶと良いでしょう。

●で、加入するにはどうすればいいの?

実際にiDeCoに加入するには、証券会社や銀行などに口座を開設する必要があります。
それぞれ手数料や取扱い金融商品に違いがありますから、
よく比べてより有利なものを選びましょう。

主だったものをピックアップしておきますので、
気になる人はチェックしてみてください。

以上、いかがでしたでしょうか?
老後への資産運用として、これ以上ないほど
メリットのある制度となっています。

日頃の生活に負担がない範囲で活用すれば
老後の蓄えとしてかなりお得な制度だと思います。

公的年金だけでは不安だと言うアナタ。
ぜひ一度チェックしてみてください。

さて、今回は以上となります。
次回も宜しくお願い致します。