諜報部長、お世話になっております!
経理担当、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。
さて、今回は前回に引き続き、
「経理の年間スケジュール」についてのお話です。
■経理の年間スケジュール②
さてさて前回は、経理の年間スケジュールにおける、
1月~6月までのお話をさせて頂きました。
今回は、後半の7月~12月についてです。
あ、勿論ですが、これは私が勤めている会社の場合です。
会社ごとに決算期も違いますので、ご自身の会社で照らしあわせるなら、
「自分の会社の決算月」から逆算してみてくださいね~。
うちの会社は9月決算です。
●各月の動き(7月~12月)
7月、1月と同じ四半期決算を行います。
決算締め業務、分析、税金計算、監査、開示資料の作成。。。
1カ月あっという間に過ぎていきます。
忙しいです。。。
8月、9月は夏休みを取れる時期です!
もちろん、通常の月次作業や本決算の準備もありますが、
本決算にむけて体を休める時期なんですね(笑)
10月、本決算の始まりです。
月初から各金融機関へ残高確認状を送ります。
それと並行して、決算業務で年次締めを行います。
分析前の数値で重要性の高い勘定科目を選定します。
その中の何社かにも残高確認状を送ります。
回答を待ちながら、分析、税金計算、監査を並行して行います。
この時は残高確認状の回答が一致している事を心の底から祈ってます(笑)
残高確認状も回答が遅かったりするので、
「(早く)返してくださいー!」と連絡し続けるのも経理の仕事です。
この回収ができないと、監査法人のOK!が出ないので、
回収しないとダメなんですね。
で、並行しながら短信の準備をして、発表します。
もちろん、並行しながら有価証券報告書の作成も行います。
11月、新しい期の締めです。
10月から管理会計でみたい数値が変わったり、
組織が変わったりしているので、それを反映させて10月の月次締めを行います。
もちろん、有価証券報告書の発表もあります。
有価証券報告書が終われば、株主総会の招集通知の作成です。
11月の中旬には発送するので、必死で作ります。
また、私の場合は子会社がたくさんあるので、子会社の分もひたすら作ります。
もちろん、1年間の営業結果、配当を実行するなりすれば、
その金額的検討もしなければなりません。
12月、通常の月次業務もあります。
が、子会社の株主総会の開催、親会社の株主総会の開催
という大きなイベントがあります。
また、税務申告があるので、申告書につける内訳書の作成もしなければならない。
年末はお休みなので、営業日数も少なくばたばたしながら年末にはいっていきます。
こうやって1年、また1年とあっという間に過ぎていきます。。
経理ってなんでいつもあんなにばたばたしてるの?
って私も言われます。
なんでか?・・・・
それはこうやって全て期日があって、
それは経理の余裕を考えてもらえるスケジュールではなく、
会社や国のルールに則っているため、
ばたばたしながらでもやらなければならないんです。
短信や有価証券報告書も遅らせる事は
会社の顔を潰すことなので、できなくはないがダメなんです。
分かってもらえると助かります(笑)
では、今週は以上です。また次週宜しくお願いします!
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