諜報部長!あけましておめでとうございます!
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今年も宜しくお願い致しますm(__)m

さて、今回の報告は、新年らしく「2017年日本の景気・株価予測」
について調べていますので、報告内容をご覧ください。

■2017年日本の景気・株価はどうなる?

今年はトランプ政権始動、イギリスのEU離脱、中国経済の崩壊など
世界的に波乱が起きることが予想されています。

そのような状況の中で、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・ネットなどの
様々なメディアで活躍する経済評論家やエコノミストたちは
2017年の株価、景気をどのようにみているのでしょうか。

今回は、メディアで活躍する識者たちが語った、
2017年の株価・景気の内容をまとめてみます。

●識者たちはこうみる2017年の景気

学者や経済評論家・エコノミストたちがメディアで語った内容を要約してまとめてみました。
(以降、敬称略です)

経済評論家 上念司
⇒日本株価が上昇し続ける確率は2/3、波乱が起きる確率は1/3。
日米の金融政策、財政政策が順当にいけば、株価は上昇する。
ドル高が続くと新興国の通貨が暴落する懸念、それによる経済危機が起きる可能性も捨てられない。

嘉悦大学教授 高橋洋一
⇒昨年は、財政政策は低調、金融政策はほとんど何もやらなかった。
その結果、昨年は良くなかった。今年は昨年の反省を踏まえて改善してもらいたい。
しかし、今年の当初予算を見る限りかなりショボイ。ほとんど何もしないに等しい予算だ。
そのため、補正で10兆円規模の予算が組まれないと厳しいだろう。

経世論研究所所長 三橋貴明
⇒昨年、世界の経済トピックとして2つの転換があった。
1つ目は、トランプ、ブレグジットのようにグローバリズム路線を是正して
国民経済を考えようという民衆の声が通るようになった。
2つ目は、結局、お金を発行する金融政策だけではデフレ脱却できないことが証明された。
安倍政権は、公共投資を減らし緊縮財政を続けている。
世界の潮流に習って、大規模な財政出動に転じない限り、今年も低迷が続くだろう。

経済ジャーナリスト 須田信一郎
⇒アベノミクスの効果が表れ始め、景気はいい方向に向かうだろう。
経済成長率も1~2%の間に入ってくる。
個人消費がジワジワと上がり始めているし、賃金上昇が今後も見込めるだろう。
物価も全体的にはジリジリと上がるが、高額商品はより高額に、
低額商品は横ばいないし下がるような二極化するだろう。

エコノミスト 森永卓郎
⇒デフレ脱却は今年もできないだろう。
その理由は、トランプ就任で円安誘導が許されず、アメリカからの圧力に屈することになる。
トランプ就任と共に円高となり、最終的には1ドル90円台に迫るだろう。
その結果、今年はマイナス成長となる。

エコノミスト 浜矩子
⇒安倍総理は大日本帝国会社の総帥になった気分でいるでしょう。
しかしこのまま現実から目をそらし続けていると
日本全体が近い将来とんでもない落とし穴にはまってしまうでしょう。

様々な見方を俯瞰してみると、国内要因、国外要因のどちらを重視するのか、
また不測の事態を悲観的に見るのか楽観的に見るのかで大きく結論が変わっている印象です。

特に国内要因としては、
「財政出動をすることができるか?または緊縮財政になってしまうのか?」
が重要なファクターとなりそうです。

また、海外要因としては、「トランプ政権が実際どう動くのか?」
「欧州のEU問題や新興国の通貨下落による円高圧力がどの程度になるか?」
が注目されているようです。

続いて株価についても見てみましょう。

●アナリストたちはこう見る2017年の株価

日本のメディアで活躍するアナリストたちがメディアで語った内容を要約してまとめてみました。
(以降、敬称略です)

三菱UFJモルガン・スタンレー証券 シニア投資ストラテジスト 藤戸則弘
⇒年始はトランプに対する期待感により需給相場が行われている。
この状況は春ぐらいまでは続くが、そのうち現実に直面しシラフに戻ることになる。
そこから調整に入っていくことになり、夏場には日米間でも貿易摩擦が出てくることもあり、
1万7000円台まで落ち込む。
しかし、米国で大幅減税が実現される可能性があり、それが実体経済に波及。
最終的に年末には2万1500円台まで回復する。

大和証券 石黒英之
⇒米国の長期金利上昇に伴って円安が進むという形になる。
その結果、日本の企業業績も過去最高を更新するということになれば、
日経平均2万3000円台まで行ってもおかしくない。

ニッセイ基礎研究所 チーフ株式ストラテジスト 井出真吾
⇒トランプへの期待が春先に剥がれ落ち上昇ムードが反転する。
その後、イギリスのEU離脱に加えて、欧州各国で選挙が行われ、ギリシャの経済危機も再燃しそうだ。
ユーロが売られて円高となりEPS(一株当たり利益)が伸びなくなる。
結果として、1万7000円~2万円台となる。

SMBC信託銀行 シニアマーケットアナリスト 山口真弘
⇒ドル高基調を背景に下値不安は小さいものの、
トランプの政策効果は概ね織り込まれドル高による日本株高は限界に近い。
最終的に1万9000円台に落ち着く。

ケイ・アセット代表 マーケットアナリスト 平野憲一
⇒2017年は、日本株が上昇する。
5月までは株価の上昇が続き、一旦調整が入った後、
年末には2万5000円台を目指す展開になる。

マーケットバンク 代表取締役 岡山憲史
⇒日経平均は4万円へのせる可能性。
現在の株価水準はバブル期のはじまりの値に近く、本格的な株価上昇はスタートしたばかり。
バブル発生に必要な条件は資金のダブつきで、かつてのバブルでは円高不況を脱却するために
金融緩和と財政支出を行って資金がジャブジャブとあふれた。
いま、日本の黒田バズーカでバブル期以上の資金がダブついている。
政策次第で、日経平均は最高値(3万8957円)を更新可能。

全体的には、やはり海外要因を重視されている方が多いようです。
そのため、「海外で何が起きるか?その影響は?」という評価によって結論が違ってきていますね。

その上で大筋としては、
「春先から夏場にかけて調整局面に入るものの最終的には2万~2万3000円台」
という感じがメインシナリオと言えそうです。
とは言え、中国経済の崩壊、ギリシャ危機の再燃、国内の大規模災害など
まだまだ不測の事態が起きる可能性はありますから楽観していられる状況ではないでしょうね。

以上です。
2017年を占う論評を集めてみましたが、みなさんはどのように感じられたでしょうか。
特に2017年は大きな変化が起きると言われています。
そういう意味では、このような予測はほとんどがハズれてしまう気がしますが、
来年改めて見た時に見事当てた識者には拍手したいと思います。

この記事を見て投資判断する人はいないと思いますが、最後にお約束を。
「投資は自己責任でお願いします」

それでは、また次回宜しくお願い致します!