こんにちは!諜報部長!
税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。

節分も過ぎ、暦の上では「春」という事ですが、
実際のところ、寒さの本番は2月じゃないかと・・・。
早く暖かい陽気に包まれたい!
そして、冬物をクリーニングに出してしまいたい!!

さて、少し話題がそれましたが、
今回からは時期的にタイムリーな「確定申告特集」
というテーマで報告をしていきます。

この時期は、税理士紹介会社にとって、
1年で一番問い合わせが増える時期と言っても過言ではありません。
それだけ、確定申告というものが、多くの人に影響を与えるイベントなのだと思います。
そんな中、税理士紹介業という仕事だからこそ話せる、確定申告関連の話題について、
まとめていきたいと思います。

確定申告特集

■確定申告特集:①まだ税理士への依頼は間に合うのか?

確定申告も、ついに来週から始まります。
2月16日(木)~3月15日(水)が期間となっていますが、
出来れば早めに終わらせたい所ですね。
今年が初めてという人も、準備は万端でしょうか?

毎年申告を行っている人は、
計画的に必要書類を準備したり、会計ソフトへの入力作業をしたり、
毎年頼んでいる税理士とやり取りをしたりと、着々と進めていると思いますが、
この直前の状況でも

  • 領収書の保管しかしていない
  • 自分でやるか、税理士に依頼するか決めていない

という状態の方もいらっしゃいます。

業務が多忙だったり、開業初年度だったりすると、
どうしても会計や税務のことは、後回しになりがちですよね・・・。

では、実際に今から税理士に依頼できるのか?
依頼して間に合うのか?等々、
聞きたくても誰に聞けばいいかわからない!
こういった話をさせて頂きたいと思います。

●今から税理士に依頼できるのか?

これからの話は、現段階が2月の前半ということでお話をします。。。
結論から申し上げると「可能」です。

税理士事務所は確定申告の「○日前」に依頼を締め切ってしまうわけではありませんし、
昨年中に関与しなかった人の確定申告を業務として行わない訳ではありません。
ただし、依頼を受けてくれるかどうかは事務所によって異なるというのが本質です。

税理士事務所の顧客は事業主です。
事業主は法人のお客様もいれば、当然個人事業のお客様もいらっしゃいます。
そして、個人事業のお客様の数や比率が多い事務所では、確定申告期の業務は多忙を極めます。
事前にできる準備は出来る限り先に済ませておき、いざ申告期が到来したら、
税理士本人だけでなく、職員の方も土日関係無く働くという場合すらあります。
つまり、こういった個人事業者の比率が多い事務所で、
新規で受けられる余裕が無い事務所さんだと、
このタイミングでの依頼は断られてしまうかもしれません。
どうしても、既存の関与先が優先になってしまいますからね。

なので、「依頼できる所」と「依頼を断られる所」の
両方が存在しますので、注意が必要です。

●今から依頼して、間に合うのか?

上記は「依頼できるかどうか?」という話でしたが、
正直、「今から依頼した上で、確定申告期限内に間に合うのか?」というのが、
本音として聞きたいことですよね?
こちらも結論からも申し上げると「間に合います」

ほっと一安心という方もいらっしゃるかもしれませんが、
ただ、この場合の条件は「お客様の状況による」というのが実際です。

いくら税理士さんが税務・会計のプロだとはいえ、

  • どんな規模の売上の会社でも
  • どんな経理の状態でも
  • どんなに期限が短くても

必ず期日内にしっかりと確定申告が可能・・・
というわけではありません。

期限が短いときだからこそ、事業主側が最大限協力しなくてはなりません。
以前に「税理士に依頼するとき:個人事業主編(※)」という内容を記載いたしましたが、
こちらに書かれているような必要書類の準備は、事業主側でしか出来ないので、
事業主側で出来ることは済ませた上で、速やかに税理士側が業務に取り掛かれば、
今からでも「間に合う」というわけです。

※参照リンク
税理士に依頼するとき:個人事業主編(前半)
税理士に依頼するとき:個人事業主編(後半)

個人事業なので、例外を除けば、
とてつもなく売上が大きい場合というのはごく稀だと思いますので、
どういった事業主の規模・状況ならば「何とかなる」のかを具体的に示すと、
あくまで目安ではあるものの、

  • 売上2,000万円以内
  • 1か月分の領収書等が100枚以内

という状態であれば、現段階から税理士さんに業務を依頼したとしても、
依頼段階で速やかに必要書類をお渡しできる状態という前提で、
恐らく期限内で申告まで応対頂ける可能性が高いでしょう。

ただし、それでも結構お願いしないとダメだと思いますよ!
税理士さんとしても、この時期からのご依頼を受けて、
「余裕綽々」ということはほぼありませんから、
最後は一生懸命お願いするしかないです。

●料金のこと

さらに確定申告のときだけお願いするので、税理士さんへの報酬が安い!!
というのは、個人事業者においては「勘違いである可能性が高い」と加えておきます。

確定申告というのは、ざっくり言ってしまうと
「1年間の収支をまとめて報告する」ということになります。
そのため、そもそもとして、年始から依頼しようが、申告直前で依頼しようが、
「1年間の収支をまとめる」という以上、税理士事務所の業務量は変わらないのです。
報酬も1期(1年間)あたり:〇〇万円という料金計算になります。
つまり、「変わらない」ということになります。

2016年分の申告依頼を検討している方は、現段階で申告期直前なので時間はもどれませんが、
2017年に開業したばかりの方、もしくは今年中に事業開始予定!という方で、
最終的に確定申告は税理士に依頼する予定、という方がいらっしゃれば、
現状のように確定申告期直前ではなく、
開業直前直後や事業開始段階で依頼先を決めておくことをオススメします。

●最後に

上記を見ると、思ったより楽観的にお考えになる方が
いらっしゃるかもしれませんが、今現在「確定申告期直前」ということは事実です。

税理士への依頼が濃厚という考えに至っていらっしゃるのであれば、
最も重要なのは「早く動く」ことです。

確定申告期直前ですので、依頼する税理士の当てがある方はすぐにその方にご相談を、
当てが無い方は当社の税理士紹介サービスをご検討ください。
※税理士紹介ネットワーク:http://www.tax-concierge.net/

さて、今回の報告は以上です。
次回も「確定申告特集」ということで、各税理士会の臨時相談会等の情報を
まとめて報告したいと思います。

また、次回宜しくお願い致します。