こんにちは!諜報部長!
税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。
3月も終わりが近づいてきています。
4月からは新生活!
今年もビジネス街には新入社員があふれる季節が
目前になっていますね~。
さて、本題ですが、今回も引き続き「税務調査体験談」です。
<前4回:下記リンク参照> ※税務調査体験談-①告知 ※税務調査体験談-②事前通知(日程調整) ※税務調査体験談-③前日~当日 ※税務調査体験談-④調査後~修正申告
弊社も今期が5期目ということで、大変ありがたく仕事を継続させて頂いておりますが、
昨年末に初めての税務調査を受けました。
今までも税務調査タイミングでのお問合せ等を多々頂いておりましたが、
自分たちが当事者になるのはやはり新鮮で、色々な気づきがあるものです。
ということで、本当に「ユーザー」目線での体験談をお話したいと思います。
■税務調査体験談-⑤修正申告提出後
前回は税務調査後のやり取りと、修正申告提出までのお話をしました。
税務調査で指摘を受けた事項について、調査官から税務署の見解を聞き、
それを踏まえて税理士さんとやり取りを行うこと、
内容面で納得したのであれば、修正申告を提出して調査を終了させるというお話でした。
今回は、最終段階の修正申告提出後に関してです。
●本税の納税に関して
税務調査の結果、修正申告を行うということは、
ほぼ100%「何かしらの指摘事項があり、納税額が増える」ということを意味します。
ですので、修正申告後は納税の必要が出てきます。
考え方としては、修正申告により収入や経費、控除される額が変更となり、
改めて「本来納めるべき税額」というのが算出されます。
その「本来納めるべき税額」から「既に納税した金額」を差し引いた額が、
今回の税務調査~修正申告によって追加で納めるべき本税となります。
私たちの場合は、消費税還付に関しての指摘で「還付額が多い!」という内容だったので、
体裁としては、「返還する」という感じですが、考え方は同じです。
「本来還付される額」-「実際に還付された額」を差し引くと、
余分が出るのでそれを納税するということです。
●修正申告後の納税時期
諸々の税金(所得税、消費税等)は全て納付期限があります。
では、今回のように税務調査後に修正申告を行い、追加納税となった場合、
期限はどうなるのでしょう??
これは、決められたものがある訳ではありませんが、
通常は「修正申告提出と同時に納める」というのが一般的です。
確定申告等も申告期限ばかり着目されていますが、実は「申告・納付期限」ですからね。
ただ、前もって予定されていた納税では無い為、そこまでガチガチに厳しい訳ではありません。
弊社も税理士さんには「申告提出と同時が一般的ですよ」と言われましたが、
もう既に月も半ば過ぎた頃の話だったので、月末の他の支払と同時に行います
ということで税務署に説明してもらいました。
その後、スケジュール通り月末に納税を完了しました。
弊社の場合は非常に軽微な税務調査だったという事もありますが、
税務調査当日~納税完了まで2か月以内で終了しています。
修正申告提出までで数えると、調査当日からは1か月と少々くらいの期間で終了しました。
●これで終わりではない
修正申告、追加の納税も完了し、「これで終わり!」
かというと、そうではありません。。。
最後、もう一つの納税があります。
それが「追徴課税」です。
修正申告提出から恐らく1か月以内に税務署から郵便が届くと思います。
私もその時は気づいていなかったので、「何かな?」と思ったのですが、
「追徴課税額の納付書」でした。。。
正直言うと、今回の税務調査で私たちが追加納税した分は、
数万円です(正確な金額は控えますが・・・)。
なので、そこまで厳しく指摘してこないかな~とも思ったのですが、
やはり、そうは甘くなかったということのようです。
今回の調査では、本来納めるべき納税額より低い額で申告・納税した、
ということになりますから、「過少申告加算税」が対象となったようです。
※追徴課税の種類は下記を参照ください。 税務調査・追徴課税の怖さ①-まずどんなものなの?
ということで、今回の追加納税が数万円で、
過少申告加算税はそれの10%ですから、追徴課税額は「数千円」です。
まあ、非常に軽微ですよね。
それでも、きちんと請求するんだということを思ったのが正直なところです。
こちらは税務署から納付書が到着しているので、それで納付します。
納付期限に関しては、特に記載はされていないように記憶していますが、
弊社の場合は金額が非常に小さかったので、すぐに納付した覚えがあります。
これで、本当に調査関連の動きは終了です。
弊社の場合は日程、内容共に軽微な調査だったので、
追徴課税の納付まで含めても、調査当日~追徴課税納税まで
でちょうど2か月くらいでした。
恐らく、修正申告~納税(本税と追徴課税)までのスケジュールは、
どの会社でも変わらないと思いますが、調査当日~修正申告提出までは、
会社の状況と調査の指摘事項で大きく長引く可能性がある内容です。
計5回にわたり税務調査体験談として話をして参りましたが、
今回の内容が少しでもお役に立てれば幸いです。
さて、今回の報告で「税務調査体験談」は終了です。
次回からは、また別テーマで報告をしていきたいと思います。
また、次回宜しくお願い致します。