諜報部長、お世話になっております!
経理担当、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。
さて、今回は
「監査担当者の目線」
についてのお話です。
■経理が話す「監査担当者の目線」
私の勤める会社では、
1月は決算作業の真っ只中。
ただ、後半になってくると、
少しづつ終わりに近づいてきていて、
落ち着いてきます。
上場会社の試算表は
監査法人によって監査を受けます。
四半期毎に監査法人に提出し、
各社作った試算表を「問題ないね」、
と認めてもらうんです。
だけど、監査担当によってやり方は全然違います。
見るポイント、範囲もちょっと違う。
基本的には、その試算表に間違いないですよと
判を押してもらうだけなんですが、面白いなーっと思います。
私はまだ2つの監査法人しか見てきていないので、
人によって違うだけなのか、
監査法人によって違うのかは
はっきり分からないですけど。。。
単純に監査法人側として
働いたことがない私としては
監査法人からの質問は面白いです。
純粋に勉強になります。
「こういう視点で見てるんだ」とか、
「そうするとこんな疑問がでてくるのか」とか。
例えば、現預金が減っているなら、
債権が増えているか、
債務が減っているか、
売上が減っているか。
そうじゃなければ、異常ではないのか?
為替の影響も、円高になった場合だと、
この事業形態なら為替差損がいくらになるはず。
そうじゃなければ異常ではないのか?
等々、ある事実を元に仮定をつくり、
異常か否かを確認する。
監査法人からこのような質問をもらうたび、
面倒だなってより面白いって思います。
でも監査法人なのか担当者によっては、
この仮定の立て方における
考えが全然違うんですよね。
他には、事業内容を私たちからヒアリングして
仮定を作る人もいれば、
端から端まで契約書を見て作るという人もいる。
もちろん、前者も多少契約書は見ますけどね。
監査担当の理解度によっても質問も違ってきます。
そういうのを見ていると、
監査法人に勤める人って大変だなーって思います。
突然会社に行って試算表や契約書を見て、
事業スキームを聞いて
「おっけー!」と責任を持たなければならない。
それを毎月のようにいろんな会社で行なっている。
私達経理にとっては味方ですし、
尊敬がやまないですね。
まあ、会計士の方たちですから、
私から言われなくても優秀なのは当然だと思いますが。。。
では、今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!
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