こんにちは!諜報部長!
税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。

さて、今回からのテーマは、
「実際の税理士紹介事例」
に関してのお話です。

大変有難いことに、
弊社では毎年多くのお客様から
税理士ご希望のご相談を頂いております。

その中から、主だった内容を
解説も含めてお話していきます。

税理士との契約を考えている、
税理士の変更を検討している等の
お客様の一助になれば幸いです。

実際の税理士紹介事例

■実際の税理士紹介事例-①ネット通販(転売)事業

弊社も税理士紹介事業を行って、
6年以上経過していますが、
創業当初と状況が大きく変わったのは、

  • インターネットを利用する事業が一般的になったこと
  • 個人でも売上を立てられる事業が増えたこと

といった点です。

今回は、その内容の際たるものかもしれませんが、
個人でのネット通販事業のお客様の事例です。

●お客様情報:個人事業、ネット通販(転売)事業

今回の事例は、個人事業を営む男性です。
事業内容はネット通販事業で、わかりやすくいうと、
インターネットを利用した転売(せどり)事業で、
国内で仕入れた商品を、国内のプラットフォーム
(AmazonやYahoo等)で販売されている方です。

事業開始から2年ほど経過しており、
1年目は会社員として勤務する傍らの副業でしたが、
売上が大きくなってきたため、
勤務先を退職してこれが本業になっています。

売上は、1年目は1,000万円くらいでしたが、
今期は見込みで3,000万円位の想定です。
事業所は自宅で、代表者お一人で活動されています。
税理士とは現段階で契約されていませんでした。

●お問合せの背景:税理士希望の理由

忙しくなってきたとか、
税金・会計・節税等はわからないとか、
諸々の理由はありますが、
全てをひっくるめた
税理士を希望する最大の理由は、
「自分だけだと不安」
ということです。

初年度に関しては、とりあえず、
知人に聞いたり、税務署に聞いたり、
インターネットで調べたりして、
確定申告を実施しましたが、
規模が大きくなってきたことで、
分からないことも増えてきている、
そもそも、自分のやり方が正しいかも疑問、
周りの同業者も税理士は頼んでいる、
こういった点を総合して、不安を感じた印象です。

また、ネット通販も小売業で、
更に転売となると、原価(仕入)が発生する分、
そこまで利益率が高い事業ではありません。
初年度に消費税は発生しませんが、
この売上であれば、消費税も発生するので
法人化した方がいいか、
経費の参入はどこまで出来るか等、
節税に関しても、ご希望がありました。

●税理士との契約内容

こういったお客様に関して
弊社が紹介を実施するのは、

  • ネット通販事業の関与経験
  • 創業~法人化等、スタートアップのサポート経験

こういった条件を満たす税理士事務所を
選定してご紹介を行います。

実際に紹介した税理士事務所も、
上記を満たす内容で、
事業主様も安心してお話を
進めて頂くことが出来たようです。

以下、税理士さんとのご面談で
決まっていった内容です。

【節税・法人化】

税理士さんに算段してもらったところ、
法人化した方が、消費税、経費算入を考慮すると
メリットが大きいということになり、
年度内に進めることになりました。

【会計・記帳】

インターネット通販事業の方だと、
売上入金は銀行口座へ振込があり、
仕入に関してもクレジット決済が多いので、
クラウド会計システムを利用することで
大半の作業を自動化しました。


【融資】

小売業に関しては仕入(種銭)が大きければ、
売上を上げられる方も多いので、
法人化後に融資も検討するという
ことにもなりました。

【税理士報酬】

税理士さんの報酬としては、
年間24万円+税で契約ということで
話がまとまりました。

【弊社からの追記】

個人事業~法人化を検討する規模のお客様
(売上1,000万~3,000万円くらい)だと、
税理士さんの報酬額に関しては、
概ね「年商の1%付近」になることが多いです。
ただし、毎月打ち合わせを実施する、
商品単価が低く仕入が多い事業で
会計記帳が自動化出来ない場合等は
目安よりも、報酬が大きくなる可能性があります。

●まとめ

今回の事例は、ここ数年間で
非常にお問合せが増加してきた
事業内容のお客様です。

すぐにでも事業が開始可能で、
個人事業でも売上が立てられ、
上手く事業が回りだすと、
すぐに年間数千万円~1億円規模の
売上まで到達してしまうケースです。

こういった方、特に副業でなく、
本業にしている(もしくはする予定)の方は、
出来るだけ早めに税理士さんと関与すべきです。
販売・仕入に関することを先行している分、
本来行うべき届出関連や、会計関連の業務が
疎かになっていることも多く、
税理士さんとの関与が後になるほど、
結構な手間がかかってしまう場合や、
得られたメリットを享受できない可能性もあります。

売上が低い段階は、毎月1万・2万円くらいの
税理士さんの報酬も大変かもしれませんが、
年間通すと、具体的なメリットだけで、
恐らく金額以上の価値があるはずです。

実際の税理士紹介事例-①ネット通販(転売)事業

ということで、今回の報告は以上です。
次回も同様に「実際の税理士紹介事例」
というテーマで報告を行って参ります。

上記の通り、最近では、
個人事業主のネット通販でも、
ある程度の売上が見込める時代になっています。

スタートの段階においては、
会計・税務や税理士さんを検討するより、
販売・仕入に注力していると思いますが、
少しでも上手く回りだしたら、
早めに税理士さんとの関与をご検討ください。

もし、税理士さんとの関与を
ご検討されるのであれば、
通販関連に精通した税理士を紹介可能な、
こちらに是非相談ください。

税理士紹介ネットワーク~タックスコンシェルジュ~
https://www.tax-concierge.net/

また、次回宜しくお願い致します。