お世話になってます!
現役税理士諜報部員のDです。
さて、今回のテーマは
「AIの発達と税理士業務」
についてのお話です。
■AIの発達で税理士の仕事はなくなってしまうのか?
AIの発達によりなくなる仕事ランキング
という記事をよく見かけますが、
税理士はいつも上位にランクイン
しているような気がします。
AIの発達により、
税理士の仕事はどうなってしまうのか、
現役税理士の私が少し考えてみました。
●影響がモロに出そうな部分
既に会計事務所の仕事にはAIが導入されています。
クラウド会計に代表される、
「預金明細やクレジットカード明細の
自動取り込み」がそれにあたります。
これによって、税理士の記帳業務は
大幅に効率化されるようになりました
(まだまだ完璧なものではありませんが・・・)。
この「効率化」というのが、
大事なキーワードとなってきます。
従来、記帳業務を担当してきたのは、
税理士(有資格者)ではなく、
主にアルバイトやアウトソーシングでした。
となると、今までは5人雇っていたパート社員を
4人、3人と減らしていけることになるでしょう。
すると、人件費が削減されます・・・
税理士にとっては、かえって利益があがるのでは?
と思うかもしれません。
ですが、税理士事務所は
記帳代行報酬を事務所の売上の柱
としている事務所が少なくありません。
そのような事務所は、
人件費は削減できても、
売上が激減してしまう
といったことになってしまうかもしれません。
●税理士が進むべき道
税理士に限りませんが、
もう一度AIにできる仕事と
できない仕事を考えてみる必要がありそうです。
AIが得意としている分野では、
人間はどんなに努力しても勝てないでしょう。
ですが、AIに新しい仕事を
創造する力はありませんし、
人とコミュニケーションをとることもできません
(今後AIが発達してくれば、
それもできちゃうかもしれませんが)。
我々税理士は、
事務作業や記帳代行ではなく、
対面で顧客とやり取りする中で、
AIにできない仕事を付加価値として
つけていかなければならないでしょう。
さて、今週は以上です。
クラウド会計での記帳自動化や
事務作業だけでなく、
まだまだAIや機械では出来ない
助言・相談・提案等でのメリットを考慮して
税理士とお付き合いをお考えの方、検討中の方は、
是非、下記からご相談ください。
税理士紹介ネットワーク~タックスコンシェルジュ~
https://www.tax-concierge.net/
それでは、また次回宜しくお願い致します。
- 投稿タグ
- AI, 税理士, 税理士の仕事はなくなってしまうのか, 自動化