お世話になっております!
現役経理在籍中、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。
さて、今回は
「経理の採用活動」
についてのお話です。
■経理の採用時性格診断~嘘つきはNGです~
最近、採用活動に携わらせて
頂くことが増えたのですが、
どんな人が本当によいのかな?
と考える機会が増えました。
考えが甘過ぎるのかも知れませんが、
私個人としては、やはり、
この世に悪い人ってそうそういないと思うんです。
日本って海外から見ても
勤勉とか、ルールを守るとか、
まじめとか、って言われることが
多いじゃないですか。
やっぱり面接していても、
そこまで悪人だと思うような人はおらず、
『普通の人』が多いんですよ。
『普通』の幅が広いんですけどね。
ただ、実際に採用を考えるときには、
この「普通」の人って言うのが厄介。。。
ダメ!!って訳でもなく、
良い!!という訳でもない。
決め手にかけるんですよね。
正直、面接って
こんなに難しいものだと思いませんでした。
●採用時に経理が重要視する項目
そこで、私たちが今意識しているのは
「嘘をつかない人」。
ただ、正直、1時間の面接だけでは、
この判断は難しいので、
私の会社は入社希望の方に、
性格診断のようなものを受験してもらっています。
この診断結果には、
ストレス体制は強いのか、
変動的な業務を好むのか、
腰をすえた業務を好むのか、
などいろんな項目があります。
その診断項目の中に『嘘つきかどうか』
という項目があるんですよ(笑)。
おそらく、診断中の内容に
矛盾があったりするか等をみて
判断しているのだと思います。
基本的にこの診断は性格診断なので、
採用判断の一つに使用するものですが、
経理としては上司の判断により
嘘レベルが100点満点中30点以上だとNGです。
●何故、「嘘つき」を敬遠するのか?
『え、こんな判断で。。。』
と思う人もいるかもしれませんが、
経理はお金を使う仕事。
内部統制の部署もあり、非上場企業に比べると
統制を取っている会社だとは思いますが、
それでもお金の扱い方全てに上司が目を光らせてはいない。
どこかの飛行業界でも巧妙な詐欺にあった、
というのも以前ありましたが、
経理がしっかりしていないと企業は危ないんです。
「嘘つきは泥棒の始まり」
ではないですが、お金を守る立場の人間が
泥棒になったらたまったもんじゃないですからね。
あとは、嘘をつくことにハードルが低い人間は、
仕事を任せることができない、
と、個人的には思っています。
『○○の業務、やっています』といって信じた結果、
その担当者がいなくなった後、
実は全然やってなかった、とかよくあるんですよ。
だからこそ、嘘をつく人間を採用すると
後々大変になちゃうんですよ。
実際、先日もとある人が退職したんですが、
その人、実はずーっと事務作業してこなかったんですよ。
ためた期間は実にン年間。
最終出社日直前まで『ちゃんとやって辞めますから』
といい続けてきたのに、いざいなくなると、
出てくる出てくるやってない業務の山。
請求書などの書類はバサッとダンボールに詰め込まれて、
他の部の荷物と合わせて置いてあることが発覚したり、
試算表も残高が変だったり。。。
おい、そいつは今まで何をしてきたんだ!
と同時に、「上司も何をしてきてんだ!!」
と叫びたくなる感じ。
当然、業務を行っていない本人が最悪ですが、
監督責務を放棄した上司も悪いです(笑)。
ただ、上司は変わらないし、
マネジメントもできないから、
せめて嘘をつかない人を採用したい
と思っているのです(笑)。
お金に関わる仕事ですからね。
今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!