お世話になっております!
現役経理在籍中、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「業務の向き・不向き」
についてのお話です。

業務の向き・不向き-①その仕事が不向きな人

■業務の向き・不向き-①その仕事が不向きな人

どの職場もどの職種でも人によって
向き・不向きがありますよね。

私の会社の場合、業務フローとして
経理が最終の砦みたいになっていて、
売上や費用の漏れ、
支払いの漏れ、
契約の漏れ、
決議の漏れなどなど、
会社が営業活動をする中で発生しうる
あらゆる「漏れ」を見つけるのが
全て経理の役割になっています。

本来、やるべき人が漏れなくやることが
組織としては一番なのですが、
なぜか経理になっているのです。。。

なので、経理に様々な事を求められるのです。
正直、「最後を守れる人」じゃなく
「適所にそれぞれの漏れを防げる人」
が必要だと思いますし、
そっちの方が良いと思うんですが。。。

●現在の会社の業務フロー

私の勤める会社は上場企業で
連結対象の子会社が複数存在する為、
経理処理も子会社ごとの担当制になっています。

ちなみに私も担当を5社持っている状況です。
前段のような「最後の砦」を5社分やっています。

その分、ミスや別会社への計上間違い等しないよう、
細心の注意を払ってやっていますが、
子会社ごとの担当制なので、
担当者によっては、状況がまるで違うのも事実です。

実際、現在の経理メンバーの中でも、
事務が苦手な人がいます。
「事務が苦手な経理って何?」
と思いますよね?
でも、本当に本当に苦手。
紛れもない事実です。

●経理に向いていない人の仕事ぶり

経理の一番基礎的な仕事は
請求書を元に仕訳を起票し、
請求書を伝票と一緒にファイリングする。
この時代なので、電子化の方法もありますが、
私の会社はまだ紙です。

この作業、凄く大切ですが簡単です。
でも、事務が苦手な人は、請求書を無くしまくりです。
しかも、無くすだけでなく、それを認めない(笑)。

子会社の人とも、もらった・もらってない
の水掛け論で言い合っている。
同じ経理の中でも、その人が不在のときに
その担当者分の書類を預かったりすると、
預かった人がなくした事にされてしまうので、
みんな預かりたがらない状況です(笑)。

先日なんて「もらってない」と現場に言い切り、
本社に送付した工場にまで問い合わせをし、
最後の最後は「配送業者が無くした」と言いきったんです。

私のように別会社を担当していて、
巻き込まれていない経理は笑ってました(笑)。
だって、郵便とか配送業者は追跡すらできるのに、
無くすってそんな事あります??
あるわけないですよね?

流石にこの言い訳には困った人が多く、
その人がお休みのときに、何人かで手分けして
その人が良く書類を置いている
ファイルボックスを調べたら・・・
何と、対象の書類が出てきたんです!
とりあえず、休みあけに机に
置いておいてあげました(笑)。

そしたら、本人はなんと言ったと思います?

「休みの間に誰かがこそっと入れた」

って言うんですよ?
そのファイルボックスはその人しか触らないのに(笑)。
正直、呆れるを通り越して、笑っちゃいますよね。

適当に仕訳をきっているからか、
私からするとどうやって処理進めているのかと
疑問になるんですけど費用の計上漏れなんて日常。
漏れているなら、債務がマイナスになるか、
現金があってないか、どこかで気がつくものなのですが、
取引先別でちゃんと試算表が作れてないので、
債権債務がマイナスでも気にしてないんですよ。
ン千万単位で間違えまくってます(笑)。
社長に指摘されまくってるんですよね。

こんな事を繰り返しているので、子会社からは

「担当を変えてほしい」

という声が上がるんですよね。
まあ、当然です。

でも、毎回、上司が謝ったことで何故か終わり。
そのまま。何も変わりません。

子会社側からすると、非常に不満が溜まりますよね?
じゃあどうするかというと・・・
続きは次回お話致します。

次回は、不向きな人が業務を継続した場合の
弊害についてお話をしていきます。
酷い話ですが、まだ続くんです・・・

今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!
経理財務・人事総務・法務の求人・転職なら|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】