お世話になってます!
さすらいの情報収集家Kです。

さて、今回のテーマは、
「消費税ポイント還元
についてのお話です。
しっかりチェックしておきましょう!

消費増税ポイント還元 結局どれがいいの?

■消費増税ポイント還元 結局どれがいいの?

いよいよ消費増税まであと1週間。
10月から始まるキャッシュレス決済ポイント還元制度の
準備はしっかりできていますか?

実は、利用するサービスによって、
かなり制度が違うのをご存じでしょうか?

知らずに使っていて後から後悔しないように、
しっかりチェックしてお得に消費増税対策をしておきましょう。

●キャッシュレス・ポイント還元制度とは?

10月から始まる消費増税に伴って、
特定の人だけ優遇される制度です。

それは、ポイント還元制度の対象店舗
キャッシュレス決済をした場合
購入額の5%または2%分のポイントが還元されるのです。

この時に還元されるポイントは、
税金から支払われているので利用しないと損
なのです。

ただし、実施されるのは
2019年10月1日から9カ月間の期間限定ですから、
目いっぱい利用した方が良いということになります。

●対象となるキャッシュレス決済は?

ポイント還元が適用されるキャッシュレス決済とは、
次のようなものです。

対象となるキャッシュレス決済方法

お手持ちのクレジットカードや電子マネー等が対象となります。
まだどれも持っていない方は、
Suicaなどの交通系電子マネーであれば
駅の券売機ですぐに購入することができるのでオススメです。
※ただし、交通系電子マネーは別途インターネットで
 会員登録しないとポイント還元されませんので注意が必要です。

ですが、Suicaのポイント還元が一番有利かと言えば、
そうではありません。
実は、決済手段や会社によって
還元される条件などが違っている
のです。

●実は決済手段や会社でこんなに違う!?

ポイント還元されるキャッシュレス決済手段は
多岐に渡るのですが、どれを使うかによって
還元される条件が違っています。

例えば、1ヶ月に還元されるポイントに上限があったり、
1回の購入額に上限があるものがあったり、
ポイントが還元されるタイミングが即時だったり、1ヶ月後だったりします。

ですので、自分のスタイルにあったものを
選ぶのが大切になってきます。

その際に注目すべきポイントは、次の2つです。

①還元ポイントの上限

どの決済手段を使っても還元されるポイントには
上限があり、各社それぞれ違っています。

大きく分けると3つのパターンがあります。

a. 1ヶ月に還元される上限が決まっているパターン

主にクレジット・デビットカード系に多く、
1ヶ月に1.5万円相当(決済額30~70万円/月)のポイント還元が
上限となっているケースが多い。
(会社によっては3ヶ月で上限といった期間が異なる場合もある)

b. 1回のチャージで上限が決まっているパターン

主に電子マネー系に多く、1回のチャージ金額を
上限としてポイント還元される。
その代わりに1ヶ月の利用額に上限がない場合が多い。

c. 1回の決済額に上限が決まっているパターン(QR決済系に多い)

主にQR決済系に多く、1回の決済額に上限がある。
その上で、1ヶ月あたりの還元ポイントにも上限がある場合が多い。

ですから、高額な物を買う場合や
1ヶ月の利用額が多くなってしまった場合など
使い分けることが重要になってきます。

②還元方法

還元方法にも大きな差があり、大きく2つの違いがあります。

a. 引落金額と相殺するパターン

主にクレジット・デビットカード系に多く、
1ヶ月の利用額を引き落とす際に還元されるポイント分が差引かれる。
つまり、実質的に「ポイント還元」ではなく
「割引購入」できたことになる。

b. ポイント還元されるパターン

電子マネー・QR決済系に多く、ポイントで還元される。
現金に換金できず、当該の決済手段で
使い切らなくてはならないため、比較的不便と言える。
ほとんどの場合は、ポイントには有効期限があり、
使わずに放置していると自動的に消滅してしまう点もマイナスポイント。

「還元ポイントの上限」「還元方法」を気にしながら、
どの決済方法を使ったらいいかを選ぶことが大切です。
そのあたりをチェックしながら、
どのサービスがよいか確認してみてください。

【キャッシュレス決済サービス比較表】

サービス名 分類 還元方法 還元時期 上限設定
イオンカード クレジットカード 引落相殺 翌々月請求時 15,000ポイント/月
オリコカード クレジットカード 独自ポイント 翌々月 15,000ポイント/月
セゾンカード クレジットカード 引落相殺 翌々月請求時 15,000ポイント/月
JCBカード クレジットカード 引落相殺 翌月請求時 15,000ポイント/月
ジャックスカード クレジットカード 引落相殺:Jデポ 翌々月請求時 15,000ポイント/月
TS CUBIC CARD クレジットカード 引落相殺 翌月請求時 150,000ポイント/9か月
MUFGカード クレジットカード 引落相殺 翌々月請求時 15,000ポイント/月
DCカード クレジットカード ポイント還元 翌々月請求時 15,000ポイント/月
NICOSカード クレジットカード ポイント還元 翌々月請求時 15,000ポイント/月
三井住友VISAカード クレジットカード 引落相殺 翌々月請求時 15,000ポイント/月
三井住友マスターカード クレジットカード 引落相殺 翌々月請求時 15,000ポイント/月
UCカード クレジットカード 引落相殺 翌々月請求時 15,000ポイント/月
楽天カード クレジットカード 楽天スーパーポイント 翌々月 15,000ポイント/月
アメリカン・エキスプレス・カード クレジットカード 引落相殺 翌月以降請求時 135,000ポイント/9か月
PASMO 電子マネー ポイント還元 指定場所でチャージ 20,000ポイント/3か月
Suica 電子マネー JRE POINT 翌月上旬 20,000円/チャージ
manaca 電子マネー ミュースターポイント 翌月 20,000円/チャージ
ICOCA 電子マネー ICOCAポイント 1月/4月/7月 15,000ポイント/月
nanaco 電子マネー nanacoポイント 翌月15日 50,000円/チャージ
WAON 電子マネー WAON 翌月20日頃 15,000ポイント/月
楽天Edy 電子マネー Edy 30日後目途 2,500ポイント/決済
LINE Pay QRコード LINE Payボーナス 決済時等 30,000ポイント/月
PayPay QRコード PayPayボーナス 翌月20日前後 25,000ポイント/月
Origami Pay QRコード ポイント 即時 2,000ポイント/決済
楽天ペイメント QRコード 楽天スーパーポイント 翌々月末 25,000ポイント/決済
メルペイ QRコード ポイント付与 翌週月曜 30,000ポイント/月
au Pay QRコード auWALLETポイント 翌月 30,000ポイント/月
J-Coin Pay QRコード ポイント付与 翌月末頃 15,000ポイント/月

※詳細は各サービスのHPなどでご確認ください。

ザッと見比べてみても、サービス毎に
大きく違っていることがお分かりだと思います。

ですから、購入する金額や月の利用合計額などを
考慮しながら、サービスを使い分けることが大切です。

例えば、5万円以上の高額商品を購入する場合は
クレジットカードを使い、
食品や日用品などを買う場合は電子マネーなどを使う
といった使い分けをすることで
最大限のメリットを受けることができるようになります。

・・・とは言っても、実は一番大事なのは
使える場所なのかもしれません。

●実はかなり少ない!? 使える場所

ポイント還元を受けるためには、
この制度の加盟店でなくてはなりません。

ですが、実はこの加盟店が
当初計画より大幅に少ないのです。

2019年9月上旬時点で、ポイント還元策への
参加申請を行った中小事業者の数は約58万事業者。
全国には今回の施策の対象となる店舗が200万店あるため、
全体の約3割しか申請されていない計算です。

そのため、どこで使えるか
事前に把握しておくことが大切です。
公式ホームページや公式アプリで
検索できるようになっていますので、活用してみてください。

参考)キャッシュレス消費者還元事業
https://cashless.go.jp/consumer/index.html

キャッシュレス消費者還元事業 MAP

●その他にも裏ワザが・・・

その他にも、意外と知られていない
裏ワザがいくつかあります。

例えば、「クレジットカードやデビットカードとか
怖くてつくりたくない」とか
「電子マネーの使い方わからない」
といった人でも利用できる可能性があります。

それは、Jデビット

Jデビットとは、お手持ちの銀行の
キャッシュカードを使って支払いができるサービスで、
基本的に事前の手続きなしで利用できます。

その使い方も簡単で、支払い時に店員さんに
「支払はJデビットで」と伝えて、
端末に暗証番号4ケタを入力すればOK。
キャッシュカードの口座残高の範囲内で支払いができます。

つまり、実質的にデビットカードのような使い方ができ、
消費税還元も他のクレジットカード同様に
15,000円/月分を上限に銀行口座に振込まれる形で還元されます。

「すごい!今すぐ使いたい」と思う方もいるでしょうが、
実は対応店舗がかなり少ないという問題がありますので、
これも事前に確認しておいてください。

※詳しくは、Jデビットのホームページでご確認ください。
Jデビットナビ:http://jdebit.jp/

ここまでご紹介したのは、あくまでも国が進めている
ポイント還元制度ですが、それとは別に
各社が独自で行っているサービスにも注目する必要があるでしょう。

いくつかピックアップしておきますので、ぜひ参考にしてください。

三井住友カードが全額還元キャンペーンを実施 抽選で最大10万円まで
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1909/02/news096.html

モバイルSuicaで乗車すると2%のポイント還元 10月1日から
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1909/03/news102.html

PayPay、1周年記念で最大20%還元 1日限定「感謝デー」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1909/13/news091.html

楽天ペイ、10月1日から導入全店舗でポイント5%還元キャンペーン実施
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1909/12/news131.html

以上、いかがでしたでしょうか。

よく比較してみると、利用するサービス毎に
かなりの差があることがお分かりになったのではないでしょうか。

基本的にはクレジットカード系が強い印象がありますが、
月の上限がありますから、それ以上利用する場合には、
複数のサービスを利用した方が良いと思います。

また、今後競争が激化していくでしょうから、
各社独自のキャンペーンなどにも
注目しながら賢い選択をしていきたいですね。