お世話になっております!
現役経理在籍中、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「英語の必要性」
についてのお話です。

経理でも英語が必要?

■経理でも英語が必要?

みなさんは英語が喋れますか?
私は一応四大卒ではあるので
学生自体に触れたはずですが、
現在は・・・喋れも読めもしません(笑)。
この時代には厳しいですよね。。。

入社してすぐのころ、海外にある会社の担当になりました。
それからもいくつか海外の会社の設立に
携わったりしてきましたが、
今でも全く英語はできません。。。

でも、さすがにそろそろマジで勉強しないと
いけないかと思ってきています。
先日そう痛感したのが、
在外子会社の連結取り込みをやっていたときです。

●議論するには共通言語が必要

この子会社の会計処理は現地シンガポールの税理士が
やってくれているのですが、その方は日本人ではないですが
日本語のやり取りもある程度なら出来る人です。

その為、今まではあまり不具合なく
お仕事させて頂いていたのですが、
先日ちょっとした議論に。

ある取引の契約書で締結されている通貨が
一体何の通貨なのか?という内容です。
通貨によって外貨処理が入るか入らないか
会計が違ってくるためです。
もちろん、子会社はシンガポールの会社なので
その契約書は英語で書かれています

対象の取引は、グループとしても高額な取引であったため、
日本でも通貨はUSD(米ドル)だと聞いてました。

だけど、シンガポールからもらった試算表では
この取引はINR(印ルピー)で起票されている。

子会社の試算表はシンガポール法人なので
USDベースで出来上がっています。
USD取引であれば同通貨なので換算は不要ですが、
INRなら毎月外貨評価を行うので
為替差損益が発生しPLにインパクトを与えてしまう。
これは会社としては大きな問題です。

日本の親会社としてはJPY(日本円)とUSDの為替だけでなく、
USDとINRの為替の影響も営業成績にヒットしてしまう。
しかも、その資産を保有している限り。

現地から契約書を取得し、英語を読める人に確認してもらい
USDであることを確認するのですが、
現地の税理士に言っても伝わらず。
私も日本語でしか連絡できないし、
先方も回答を日本語でくれるのですが
話せるといっても「カタコト」なので
やりとりがうまく行きません。。。

英語を話せる人に間に入ってもらい、
なぜこちらがUSDと判断したのか、
なぜ先方がINRと判断したのか確認しあい、
何が正しいのかを話し合ってもらいました。

もちろん、私が手伝いをお願いした英語を喋れる人は
会計の基準を知りません。
言葉の壁があると、会計を知っている人同士が
会話ができないので仕事が進むのが遅くなってしまう。
今まで日本語を喋れる人を相手にしてもらうことで
過ごせてきていましたが、海外の取引・やり取りが絡む以上、
やはり自分も喋れるようにならないといけない
と思ったんです。。。

今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!
経理財務・人事総務・法務の求人・転職なら|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】