お世話になっております!
現役経理在籍、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。
さて、今回は、「領収書の必要性」についてのお話です。
■領収書の必要性
皆さん、会社に経費精算ってされますか?
会社の代わりに何かを買って、
その料金を会社に請求するやつです。
働いている会社や部署によって、
「よくやるー!」って人と、
「全くないー!」という人がいると思います。
営業さんなどは、交通費などもありますので、
恐らく多分にあると思います。
では、「よくやるー!」というみなさん。
一番面倒な事ってなんですか?
そもそも、経費申請自体が
面倒だとは思いますが(笑)
殆どの方が、
「領収書を申請時までに持っていないといけない」
っていうことが一番面倒に感じるのではと思います。
私もたまに経費精算をするのですが、
失くしてしまわないように、
保管が面倒なんですよね。
内容によっては、領収書がないと
精算できない経費もありますし。
私の場合はたまにしかないので、
発生したらその都度申請するようにしていますが、
日々発生するお仕事の場合は難しいですよね。
では、なぜ領収書が必要なのか?
簡潔に言うと、領収書がないと、
「会社も経費として認められない」
ことがあるからです。
●会計と税務の違い
それってどういうこと?というと、
会社は1年の活動の結果で出た利益に
法人税率を掛けて税金が確定します。
会計の利益と税務の利益は異なります。
税金は税務の利益に対して計算されます。
そして、領収書がない経費は
会計上費用として認められますが、
税務上認められない場合があるのです。
大げさに言うと、領収書が無いだけで、
会計上は利益が出ていなくても、
税務上は利益が出ている事になり、
法人税が発生したりするんですよね。
そうすると、みなさんが
「領収書を無くしたけど、
会社のために使ったお金だから払って」
というだけで、その経費対象の現金は出て行き、
会計の利益は減るのに、税金が高くなり、
その分また現金が出てくんですよね。
それ、とても会社に損を生むんです!!
「なんで領収書ないとだめなの?」
「そんなに必要性ある?」
「領収書の保管は面倒!」
って思うかもしれませんが、
これからはそんな時は
この事を思い出してみてください。
経理の人が口うるさく言うのは、
領収書の必要性が高いからです。
「数百円の領収書くらいで大げさだよ」
とか思うかもしれませんが、
規模の大きい会社だと、
その積み重ねが利益を圧迫します。
会社に利益や現金が無いと、
給与やボーナスにも響きますよ(笑)
それでは、今週の報告は以上です。
また、次回宜しくです~
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