こんにちは!諜報部長!諜報部員のDです。
花見はやりましたか??
歓迎会等も多いと思いますが、
飲みすぎ注意!ですよ~
さて、今回の報告は、「公認会計士と税理士の違い」についてです。
■「公認会計士」と「税理士」の違いについて
公認会計士(以下:会計士)、と税理士の違いについて
知っている方はどれほどいますでしょうか。
よくわからない人は、
「会計士も税理士も難しい資格っていうのは分かるけど、
やってること一緒なんじゃないの?」と思っている方も多いと思います。
今回は会計士と税理士の違いについて説明いたします。
●会計士と税理士の違い:試験
まず、試験の内容と試験合格までの期間についての違いです。
会計士と税理士ですがどちらも難関国家資格の一つとして
数えられていることは共通しております。
しかし、試験の内容や平均的な受験期間は大きく違います。
・公認会計士試験について
まず会計士試験ですが、短答式試験と言うマークシート式の試験が一次試験で、
一次試験と通過すると論文式と言う記述式の2次試験を受けることになります。
早い人だと1年や1年半の期間で合格してしまう人もいます。
・税理士試験について
次に税理士試験ですが、会計2科目と税法3科目の
5科目に合格する必要があります。
会計士試験と比較し、勉強しなくてはならない範囲が広いため、
一気に5科目合格することは不可能に近く、
最低でも3年から5年かけて5科目の合格を目指すことになります。
このように、試験合格までの期間に大きな違いがあります。
●会計士と税理士の違い:業務内容
次に業務内容ですが、
会計士は監査証明業務や財務書類の調製や相談業務を主に行います。
税理士は税務申告や税務相談業務を行います。
会計士は税理士登録をすれば、税理士業務を行うことができますが、
反対に会計士の業務は会計士試験に合格した資格保持者の独占業務であるため、
税理士が会計士業務をおこなうことはできません。
会計士は試験に合格すると自動的に税理士になれる権利があるため、
実態的には税理士としての業務を生業としている会計士も少なくありません。
税理士業界からは反発の声があがっており、税理士法改正も叫ばれておりますが、
完全に問題が解消しているわけではありません。
これは独自の見解ですが、
税理士試験を受験して税理士業務を行っている
税理士は税法の知識及び税務(現場)の経験が豊富ですが、
会計士試験を合格して税理士登録をしている
税理士は税務・税法関連に多少知識が乏しいイメージがあります。
ただ、その分、会計士は監査業務で比較的規模の大きい企業との接点や
関与実績があったり、M&AやIPOに関する実務やコンサルティング等、
税理士ではあまり携わらない業務に知識や経験があったりします。
現在、税理士を探している方は、その税理士が税理士試験を合格した人なのか、
会計士出身なのかを参考にしてみるのも良いかもしれません。
さて、今回の報告は以上です。
次週、また宜しくお願い致します。